あっというまに8月になった。
制作は今まさに佳境に来ている。終わらない苦しさと、ペインターズ・ハイの恍惚が入り混じっている。ここ数日間、毎日10時間は座ってるだろうか・・。描いても描いても終わらない。
タタリじゃ・・連日宴会のタタリじゃ～！と叫んだところでネタが古すぎてどうにもならない。
とにかくこの11点の楽園シリーズ、あと１週間以内には描き上げたい。
昨晩はＦ１ハンガリーグランプリを見ながら描き（B.A.R.佐藤8位でようやくポイントゲット。行け行けごんごん♪）、そのあとNHKで、ハリウッド映画の“編集者”にスポットを当てた番組をやっていて面白かった。フィルム映画がスタートした時代には、編集作業は裁縫と同じで器用さと忍耐を要することから、なんと女性の仕事だったというのが恐れ入った。今はもちろん最新のテクノロジーを駆使し、男性・女性問わずやっぱり必要なのは器用さと忍耐、そして知力とずば抜けたセンスなわけである。監督・役者の側に編集者あり、だ。
古い映像をいろいろ見てたら、無性に映画が見たくなった。ダンナからの贈り物「死ぬまでに観たい映画1001本」も、かなり厚く面白い内容の本である。じっくり読みたい。本のオマケについていたＤＶＤは、ジョルジュ・メリエスの「月世界旅行」。スペースシャトル打ち上げ中の今、このショートムービーはなんとタイムリーなことか。
人間は「夢」をみつづける愛しい生き物だ。