こだっちとくうすけの冒険

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ブログにしたいです。
  
 こだっちとくうすけ より

8月の消防長のお話

2009年08月10日 21時43分21秒 | ちょっといい話

ある町の入口に、おじいさんが座っていました。

そこへ、ある若者が通りかかり、おじいさんに質問しました。

僕は、ある町から引っ越してきたんですが、

この町は、いい町ですか?

そう聞かれた質問に対して、

おじいさんは、逆に若者に、質問しました。

あなたの住んでいた町は、どんなんじゃった?

すると、若者は、

私の住んでいた町は、不親切な冷たい人が多い最悪な町でした。

と答えると、おじいさんは、

「この町もそんなもんじゃよ。」と言いました。

それから、しばらくしてから、

別の若者が通りかかり、おじいさんに質問しました。

この町は、どんな町ですか?

そう聞かれた質問に対して、

おじいさんは、逆に若者に、質問しました。

あなたの住んでいた町は、どんなんじゃった?

私の住んでいた町は、みんな親切でやさしいいい町でした。

すると、おじいさんは、

「この町もそんなもんじゃよ。」と言いました。

そして、一年が過ぎた時に、

二人の若者は、おじいさんに、こう言いました。

おじいさんが、言ったとおりの町でした。

ふたりの言った町は、正反対の町なのに、

どうして、おじいさんの言ったとおりなのでしょうか?

これは、ビグマリオン効果というものだそうです。

1人の若者は、人の悪い面ばかりをフォーカスしてしまい、

どんどん町が嫌いになるし、

もう1人の若者は、人の良い面をフォーカスしているから、

良い町に見えている。

そして、自分自身の行動も自然と優しくなれる。

そうすると、周りも優しくしてくれる。

だから、親切な町になっていく。

逆に、嫌な町だなぁーと思いながら過ごしていても、

なかなか、周りも優しくしてくれない。

良い町だと思いながら過ごした1年と、

嫌な町だなと思いながら過ごした1年と、

それは、大きく違う1年になったでしょう。

どういった視点で物を見て、感じるかによって、

その人を取り巻く環境は大きく変わります。

だからこそ、我々の職場でも、

人のいいところをいっぱい見て、

嫌なところは、あまり見ないようにして、

仕事していけば、いい環境で仕事ができ、

結果、いい1年になるはずです。

あの二人の若者のように考え方、感じ方ひとつで、

あんなに違ってくるのだから、

このビグマリオン効果を

いい方に高めてもらいたいと思います。


     お  ち  ま  い 

コメント (4)
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