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企画展のおしらせ「土佐藩歴代藩主展『土佐の国主-長宗我部氏と山内氏の三百年-』」その1

2011-01-17 | HN:仁淀川町応援隊 さん
おはようございます。
仁淀川町駐在の地域支援企画員、西森です。
下記の情報がありましたのでお知らせします。

 

企画展のおしらせ

「土佐藩歴代藩主展『土佐の国主-長宗我部氏と山内氏の三百年-』」その1

 

 「備前長船兼光(びぜんおさふねかねみつ)」をご存知ですか?
 南北朝時代の備前国の刀工であり、古刀最上作の中でも最上級の名刀です。
  最上大業物十四工の中でも特に兼光が多くの武将に好まれてきた理由の一つがその切れ味。
 備前長船兼光には、その斬れ味から次のような異名を持つものがあります。
  波遊ぎ兼光(なみおよぎかねみつ)-斬ったはずの兵士が川を泳いで渡ったら、真っ二つになったとされる。
  鉄砲兼光(てっぽうかねみつ)-上杉謙信が戦の際に鉄砲ごと侍を斬ったとされる。
 このほか、竹俣兼光、胄割兼光...たくさんの異名を持つ名刀が備前長船兼光にはあります。
 
 土佐藩主山内家にも異名を持つ備前長船兼光があります。一国兼光(いっこくかねみつ)です。
 この太刀は、土佐藩主山内家のに伝わる重宝で、備前長船兼光の代表作の一振りです。
 この名刀の存在を知った紀州藩主徳川頼宣(徳川吉宗の祖父)が藤堂高虎を使い刀を自分に譲るよう交渉しました。
 しかし、2代藩主山内忠義はこれを即座に断ります。
 藤堂の「将軍の頼みですよ」の言葉にも、忠義は「土佐一国にかけても断る」と断ったことからこの名がつきました。
 以後、山内家では、特別に蔵を建てて、厳重な警戒と極秘を守り代々継承してきました。
 
 ちなみに、刀と言えば備前刀、備前刀と言えば長船という言葉もあるくらいで、兼光には国の重要文化財に指定されているものが13本あります。一国兼光もその一つ。平成7年に高知県に寄贈されました。
 
 「土佐藩歴代藩主展『土佐の国主-長宗我部氏と山内氏の三百年-』」では歴代藩主の遺品が展示されます。
 一国兼光はH18以来4年ぶりの展示となります。美しい刀身は実際に会場でごゆっくりご覧ください。
 
 
bizenkatana1.jpg・期 間 平成22年7月9日(金)~9月30日(木)
             午前9時~午後5時(入館は午後4時半まで)
・会 場 土佐山内家宝物資料館特別会場(高知県立文学館2階企画展示室)
・入館料   一般400円 高校生以下無料
 
 詳しくはこちらをご覧ください。
 
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