古代の史跡を歩く(旧:多摩の史跡を歩く)

川崎麻生区、町田市や、他地域の史跡の記録です。

長門国分寺跡(山口県下関市)

2022-05-03 12:00:00 | 日記
2022.5.3

◾️長門国分寺跡

下関の中心部から北東へ車で約15分の長府(ちょうふ)は、古代からの長い歴史をとどめる趣のある町。中心部の忌宮神社から徒歩数分の静かな街角に、奈良時代の国分寺の礎石が1つ残されている。








周囲に寺院の遺構を偲ばせるようなものはなかった。
付近に駐車スペースはないので、車で行く場合は、市街中心部の商店街にいくつかあるコインパーキングに停めてから徒歩で行った方がよい。
(山口県下関市長府宮の内町7-8)

〈参考〉
下関市立歴史博物館



長府から出土の、国分寺のものと推定されるという軒丸瓦が1つ展示してあった。
(山口県下関市長府川端2-2-27)

船迫窯跡公園(福岡県築上郡築上町)

2022-05-03 11:45:00 | 日記
2022.5.3

◾️船迫窯跡公園

豊前国分寺跡から東へ車で約10分の農村地帯に、奈良時代の国分寺の瓦などを製作した窯跡・工房跡が、出土物の展示施設とともに広大な史跡公園として整備されている。



粘土の採掘跡




工房建物









掘立柱建物跡

瓦の祭祀跡


堂がえり遺跡(国分寺の瓦の工房跡)




堂がえり窯跡











全景


体験学習館


出土品が多数展示されている。

粘土の採取から焼窯、工房跡、出土品が一体で見学出来る、雄大で見応えのあるすばらしい遺跡。見応えあり。
東九州自動車道の築城ICから車で数分。駐車場有り。

(福岡県築上郡築上町大字船迫1342-22)






豊前国府跡(福岡県京都郡みやこ町)

2022-05-03 11:30:00 | 日記
2022.5.3

◾️豊前国府跡(福岡県京都郡みやこ町)

みやこ町は福岡県の北東部に位置する町。町名は、景行天皇が九州遠征の際にしばらくこの地に滞在し、京(みやこ)と名付けたという日本書紀の説話にちなむとのこと。

町の北部の広大な平地に、奈良時代の豊前国の役所跡が史跡公園として残されている。






中門跡


東脇殿跡




築地塀跡


正殿跡




築地塀の復元








広い駐車場有り。
(福岡県京都郡みやこ町国作450-1)

豊前国分寺跡・尼寺跡(福岡県京都郡みやこ町)

2022-05-03 11:29:00 | 日記
2022.5.3

◾️豊前国分寺跡

みやこ町は福岡県の北東部に位置する町。町名は、景行天皇が九州遠征の際にしばらくこの地に滞在し、京(みやこ)と名付けたという日本書紀の説話にちなむとのこと。
東九州自動車道の「みやこ豊津IC」を降りて車で10分ほどのところに国分寺があり、同じ敷地に奈良時代の国分寺跡が史跡公園として整備されている。

史跡公園の入り口





講堂跡





周囲の広場には上部の平らな礎石のようなものが多数置かれているが、ランダムな配置で、寺院の遺構かどうかは不明(説明板なし)




同じ敷地内の現国分寺



1895年建立の立派な五重塔


門の礎石


門の横手にある案内所。瓦などの出土品が展示されており、国分寺跡のパンフレット等も置いてあった。



広い駐車場あり。
(福岡県京都郡みやこ町国分280-1)

◾️豊前国分寺尼寺跡

豊前国分寺から東へ200mほどの道路脇に、礎石が1つ残されている。






(福岡県京都郡みやこ町徳政688-3)

参考
国分寺跡から南東へ車で10分ほどのところに、国分寺の瓦を作っていた窯跡遺跡「船迫窯跡公園」がある。必見。











周防国分寺跡・周防国衙跡(山口県防府市)

2022-05-01 15:00:00 | 日記
2022.5.1

◾️周防国分寺跡

防府市は古代に周防国の国府が置かれた歴史のある都市。平野部の北部を東西に横切る旧山陽道の北側に、奈良時代創建の周防国分寺がある。
創建時の寺域にそのまま近世築の堂塔が建てられており、奈良時代の礎石等の遺構は見ることができないが、寺域全体が史跡となっている。

18世紀後半築の金堂。平成16年の大修理時に、この下に創建時の金堂跡が確認された。


堂内には重文クラスの仏像が多数安置されている。
塔跡


楼門








(山口県防府市国分寺町2-67)

旧山陽道を東へ歩く



途中に、国衙跡の西北隅の石碑




◾️周防国衙跡
奈良時代から周防国の役所が置かれていた場所。広大な公園になっている。


築地塀跡



(山口県防府市国衙3-3-7)

防府駅構内の観光案内所でレンタサイクルが廉価で借りられるので、利用すれば効率的に見学できる。