古代の史跡を歩く(旧:多摩の史跡を歩く)

川崎麻生区、町田市や、他地域の史跡の記録です。

三殿台遺跡(神奈川県横浜市磯子区)

2015-11-23 14:00:55 | 日記
2015.11.21

◼︎三殿台遺跡(さんとのだい いせき)

横浜市営地下鉄 弘明寺駅で降りる。
駅からの案内表示。

東へ十数分急坂を登る。広さ約8000㎡の平坦な敷地に、縄文時代から弥生、古墳時代にわたる住居跡が発掘された遺跡が、公園として保存・展示されている。



標高は55mで、高台の住宅地の中の最も高い位置にあり、眺望は最高。

西には丹沢

その左に富士山

その左には箱根

東には、房総半島まで見える。周囲に住宅が増える前は、東京湾も見えたとのこと。


遺跡の案内板。


縄文、弥生、古墳時代の約270軒の竪穴式住居跡が発掘された。

住居の輪郭が擬木で示されている。時代により色分けされているが、退色しており分かりにくい。



縄文時代は中期(約4500年前)、後期(約3500年前)の集落が発掘されている。
住居の復元



弥生時代は中期(約2000年前)~後期(約1800年前)の住居 約170軒が発掘されている。
住居の復元



古墳時代は初期(約1700年前)、後期(約1400年前)の住居跡が発掘されている。
住居の復元



公園の中央部に、住居跡の保護棟。中には入れない。





考古館。小規模だが、石器・土器等の発掘物、貝塚遺構が、説明板とともに常設展示されている。



遺跡の入り口右の管理事務室にも、触れる土器片や黒曜石の原石等の展示があった。

公園を出たところに、縄文時代中期の貝塚跡。



広々として気持ちがよい遺跡だった。

遺跡出入口近くに、車が数台置けそうな駐車場があるが、チェーンが貼ってあるので、停める場合は、係の人に声かけが要りそう。

遺跡のやや下から、横浜中心部の眺望


【★★★ 一般向き】

(横浜市磯子区岡村4-11-22)