古代の史跡を歩く(旧:多摩の史跡を歩く)

川崎麻生区、町田市や、他地域の史跡の記録です。

真福寺 釈迦如来立像(神奈川県横浜市青葉区)

2017-04-08 16:50:42 | 日記
2017.4.8

◼︎真福寺 釈迦如来立像

東急田園都市線 江田駅から西へ歩いて約10数分、住宅街の中に、真言宗のお寺


本堂の左側に、コンクリート造りの収蔵庫

「清涼寺式」の釈迦如来像が安置されている。鎌倉時代の作で、寄木造り、像高162cm。国の重要文化財。
年1回、花祭りの4月8日のみ公開。団体での見学者、参拝者で賑わっていた。

庫内は薄暗く、表情ははっきり見えないが、写真で見る京都清涼寺のオリジナルとは、かなり顔付きが異なるように感じた。撮影は禁止。青葉区の公式webサイトに写真が掲載されている。このタイプの像は神奈川県に、他に3体あるとのこと。
説明板

境内中央の本堂

本堂内には、平安時代の千手観音像が安置されているそうだが、公開は12年に1回(子年の4月)のみとのこと。直近だと、2020年のオリンピックの年ということか。古い絵馬が飾られている本堂内では、法要が営まれていた。
説明板

境内の石塔

(横浜市青葉区荏田町432-8)

長柄桜山古墳群(神奈川県逗子市・葉山町)

2017-04-02 21:13:02 | 日記
2017.4.2

◼︎長柄桜山(ながえ さくらやま)古墳群

〈1号墳〉
JR横須賀線 逗子駅から南へバスで数分、「葉桜」バス停


高台の住宅街を西へ数分歩くと、案内板がある


北に逗子市街、西側に逗子湾が見える


山道を登る

数分で後円部に。
シートで覆われている

案内板



平成になってから発見された、4世紀後半の前方後円墳。全長91m。現存では神奈川県で最大級の古墳。

くびれ部と、草で覆われた前方部



案内板

こんな山の中によく作った、と感心。
山道を西へ進み、第2号墳に向かう


〈第2号墳〉
1号墳から約500m西に進むと、道の左に2号墳への登り口

少し登ると後円部

説明板



1号と同じく、4世紀後半の前方後円墳。
西側に前方部

墳の南側に新しい説明板



前方部の西の端の樹林の切れ目から、逗子湾が見える。遠くに江ノ島。


江ノ島の左上、薄雲の向こうに、うっすらと白く富士山が見える。
晴れていれば丹沢も見えるそうだが、この日は見えず。残念。

〈逗子市郷土資料館〉
2号墳から西へ急な山道を下ると、木造平屋の資料館。大正時代の築。


入館料100円。

長柄桜山古墳の出土品(円筒埴輪等)を始め、市内の縄文・弥生・古墳時代の発掘物が展示されている。他に、逗子市ゆかりの文学者(徳冨蘆花等)の作品の展示等。

資料館の庭から逗子湾

西に降りると、蘆花記念公園


逗子の海水浴場

古墳のある山を振り返る

歩いて10数分で、逗子駅に戻る


逗子市のwebサイトに、古墳のパンフレットがPDFで掲載されている。
前述の資料館に、同じパンフレットがあった。


【★☆☆ 遺跡マニア向き】