古代の史跡を歩く(旧:多摩の史跡を歩く)

川崎麻生区、町田市や、他地域の史跡の記録です。

伊予国分寺跡・国分尼寺跡(愛媛県今治市)

2022-04-03 12:00:00 | 日記
2022.4.3

◾️伊予国分寺跡(塔跡)

聖武天皇の詔により、奈良時代に全国に置かれた国分寺。伊予国の国分寺跡が、今治市にある現国分寺(四国八十八ヶ所の第59番)の近くの民家に囲まれた敷地に残されている。

狭い敷地内に、心礎を含めて13個の礎石が残されている。七重塔跡であるということ。

石碑の右側の、一番大きく平らなものが位置的に心礎と思われる。心礎を含め、いくつかは当時の位置を保っているとのこと。





中には傾いているものもある。




赤くやけているものもある。













隅には「内務省」の標柱。

(愛媛県今治市国分)

【参考】
塔跡から徒歩数分の現国分寺


国分寺塔跡の近くには駐車スペースがない。現国分寺には駐車場あり。

◾️伊予国分尼寺跡

国分寺跡から南東へ車で数分のところ、予讃線沿いの畑地に、国分尼寺の塔跡とされる遺跡があり、礎石が6個残されている。











遠景

(愛媛県今治市桜井)

なお、遺跡の近くには駐車スペースはない。少し手前の桜井中学校の南側に、法華寺の駐車場がある。