古代の史跡を歩く(旧:多摩の史跡を歩く)

川崎麻生区、町田市や、他地域の史跡の記録です。

備後国分寺跡(広島県福山市)

2024-10-25 12:00:00 | 日記
2024.10.25
◾️備前国分寺跡
・福山駅から北東へ車で約30分の神辺町。
現国分寺の参道の入り口に、「南大門跡」の標柱



参道を北に進むと、「塔跡」「金堂跡」「講堂跡」の標柱。いずれも、標柱のみで、礎石などの遺構は、見当たらない。
発掘後に埋め戻されているものと思われる。




案内板



現国分寺の建物。境内にも、古代の国分寺跡の遺構・遺物を示すものはなかった。





◾️小川池廃寺跡
・僧寺後から西に約700m。確定には至っていないようだが、国分尼寺の推定地とされている遺跡。






◾️福山市神辺歴史民俗資料館
・国分寺跡から福山駅に国道313号で戻る途中、「吉野山公園」に上る細い山道を登っていくと、福山市神辺歴史民俗資料館がある。



国分寺の模型
国分寺跡からの出土物(瓦など)が、説明とともに展示されていた。










資料館からの展望


〈参考〉
両遺跡の近くにある、江戸時代の砂防石積み「堂々川砂留」










備前国分寺跡(岡山県赤磐市)

2024-10-25 10:00:00 | 日記
2024.10.25
◾️備前国分寺跡
岡山駅から北東に車で約30分。中国自動車道の北側の平野部に、国分寺跡が残されている。


説明板。国分寺跡と、近くにある両宮山古墳の説明パンフレットがケースに入っていた。





塔跡。




石造りの七重塔(鎌倉時代のもの)が置かれている中心礎石は奈良時代から残る実物、周囲を方形に囲む礎石は当時の位置に置いた模擬礎石だということ。

中門跡


南門跡

金堂跡


西面回廊跡


北面回廊跡



講堂跡





僧坊跡




説明板は丁寧に書かれているが、遺跡自体は整備途中の印象。

◾️備前国分尼寺跡
・僧寺跡から南に約300m、中国自動車道を南方向にくぐった池のほとりに、国分尼寺跡。説明板のみで、遺構は見当たらない。





◾️赤磐市山陽郷土資料館
・国分寺跡から北東に約3キロ、赤磐市役所の敷地内にある資料館。





国分寺跡からの出土物の他に、近隣の古墳群からの出土物(鉄の産地らしく多数の立派な鉄剣、陶製の棺など)の展示が豊富で見応えがあった。