2015.10.10
西国分寺駅から、史跡通りを南に歩く
◼️武蔵台遺跡公園
住宅地の中に、四阿のある小さな公園
付近で発掘された縄文時代中期(4千年前)の柄鏡型敷石住居跡を、発掘時の状態で移設したもの。
(東京都府中市武蔵台2-29)
◼️伝鎌倉街道
公園から武蔵野線の方にいく。線路に沿った車通行止めの道が「伝鎌倉街道」
道の途中に「伝祥応寺跡」
鎌倉時代後期の寺院跡だそうです。
その向かいに「塚」
14~15世紀の、祈祷のための「修法壇跡」だそうです。
◼️武蔵国国分尼寺跡
街道を南に抜けたところに、歴史公園として整備されている「武蔵国分尼寺跡」
中枢部北辺
尼坊跡
幢竿跡
掘立柱建物跡
講堂想定地
金堂跡
幢竿跡
中門跡
古い標柱。大正11年のほうは、「武蔵国国分寺址」になっている。
◼️国分寺市文化財資料展示室
国分尼寺跡から武蔵野線を東に進んだところにある、市立第四中学校の体育館の一角にある小さな資料館。
この中学校の敷地で発掘された瓦・陶器類の他、全国各地の国分寺の瓦のコレクション、銅像観音菩薩立像(複製。実物は後述の武蔵国分寺跡資料館にある)などが展示されている。
(国分寺市西元町3-10-7)
◼️武蔵国国分寺跡
展示室から更に西に向かうと、国分寺跡。
金堂跡
講堂跡
◼️武蔵国分寺跡資料館
国分寺跡で発掘された瓦などの出土品の他、前述の「銅像観音菩薩立像」が展示されている。入場料100円。
この日は観音さまは出張中で、複製が展示されていた。(注)
〈銅像観音菩薩立像〉
国分寺跡の西方の、東山道武蔵道と重なる11世紀後半の道路遺構で発掘されたもの。7世紀後半~8世紀初頭(白鳳時代)の作。像高28.4㎝。素材の銅は日本製と分析されている。
(注)
9月下旬に行った、埼玉県の「さきたま史跡の博物館」の企画展(2015.9.19~11.15)に実物が展示されていた。
(国分寺市西元町1-13-10)
【★★★ 一般向き】
〈参考〉
武蔵国分寺の瓦を焼いていたとされる「瓦尾根窯跡」が、町田市の小山内裏公園の中にある。
〈参考〉
武蔵国分寺の瓦。横浜市歴史博物館。