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水早 -mizuha- 神社と写真と一人旅。

カメラ片手にゆるり神社めぐり。
公共機関&徒歩での日帰り参拝記録をメインに綴っています。

伏見稲荷大社4 ・・千本鳥居~山中の末社1、四ツ辻まで・・

2016-03-04 | ├ 京都(ふらり旅)

 

伏見稲荷大社つづき。

 

 

 

 

 

本殿の背後から鳥居の連続する場所へと向かいます。

このあたりは、祭場と呼ばれるところ。

人の多さがハンパないので、流れに沿って歩きます。

 

 

 

 

この時点で既に夫を見失う。(笑)

今回も安定の別行動。

 

 

写真を撮るのに立ち止まる暇さえない(というか前進する人々の邪魔になる)ため、
鳥居の中の写真は、すべて歩きながら撮っています。(-_-;

(たぶんいつものペースでじっくり被写体と向き合ってたら、
2時間の所要時間が、倍ぐらいになってたろうなー。)

なので、たまにこんな風に傾いた写真が混ざっている。

でもブレやボケは数える程しか無かったので、
EM-10の強力な手振れ補正能力に感謝。

 

 

 

 

この鳥居が二股に分かれている所からが、千本鳥居のはじまりです。

 

千本鳥居はじめ稲荷山にある約1万基の鳥居は、信者から奉納されたもの。

このうち、特に千本鳥居と呼ばれる所には、
長さ約70メートルの間に、狭い間隔で多数の鳥居が建てられています。

願掛けの御礼として鳥居を奉納する習わしは江戸時代に始まり、近代以降に盛んになったといいます。

 

 

歩く前は、ほんとに1000本あるのか数えてみよう!なんて思ってましたが、
そんな余裕は全くないわー。

あとで調べてたところ、ネット情報ですが千本鳥居には860本ほどの鳥居が立っているそうです。

まさに鳥居のトンネルですね。

 

ここ以外に、
稲荷山全体にある鳥居で人がくぐれるものが4,000~5,000あるそうで、
人々が奉納したミニ鳥居なども合わせて、全部で1万基ぐらいって考えればいいのかな?

増設や撤去なども日常的に行われているようだし、
鳥居の本数は日々変化してるんだろうなあ。

 

 

なので、「千本」というのは、
【八百万(やおよろず)】の、「(八)」や「よろず(万)」のように、
‘それぐらい数が多い’ってことを表しているんでしょうね。

 

 

非常に数が多いことを表す【)】という字は、
【大洲(おおやしま)】、【咫烏(やたがらす)】、【重桜(やえざくら)】、【雲(やくも)】
など数多く存在しますが、
五十猛(いそたける)】の「いそ五十)」、【八十神(やそがみ)】の「やそ八十)」なんかも同義ですよね。

ていうか、基本的に「八/8」という数字が好きだよねー。日本人って。

 

あ、ぜんぜん関係ないけど名古屋市の市章も「丸に八の字」だ。(笑)

 

 

奥社奉拝所(通称:奥の院)

 

 

千本鳥居を抜けると、通称「命婦谷」と呼ばれる場所に奥社奉拝所が現れます

一般に「奥の院」の名で知られているこの奉拝所は、稲荷山を遥拝するところ。

稲荷山の三ケ峰が、ちょうどこの社殿の背後に位置しています。

 

しまった。

人が多すぎて、おもかる石を見逃した・・(;ω;*)

 

 

 

奥社奉拝所からちょっと行ったところの、参道左手。

 

 

 

信者さんから奉納されたものかなー。

 

 

同じ敷地内にあった木の根に吸い寄せられてふらふらと。

 

 

何も由緒が書かれていないのでわかりませんが、
これは「膝松さん(根上りの松)」と呼ばれているものとは違う・・よね???(・ω・?) 

ググった画像とは微妙に違うし・・。

それとも、膝松さんの一部なのかしら。

なんだろな。

 

 

 

神体山である稲荷山は、標高233メートル。

一ノ峰二ノ峰三ノ峰という3つの峰が連なっていますが、かつては古墳であり、
それぞれ円墳が確認されているのだそう。

 

 

応仁の乱で焼失する前は、山中に祠(社)があったそうですが、
幾度か再建を試みられたものの永続せず、
神蹟(しんせき)」として称して現在に存続しています。

 

 

中世になると、
3つ峰々は「下ノ塚」「中ノ塚」「上ノ塚」などと呼ばれて信仰の対象となっていましたが、
明治に「七神蹟」が確定され、それぞれに「親塚」が建立されました。

 (七神蹟・・・一ノ峰(上之社神蹟)・二ノ峰(中之社神蹟)・三ノ峰(下之社神蹟)、
 荒神峰(田中社神蹟)、間ノ峰(荷田社神蹟)、御膳谷遙拝所釼石(長者社神蹟))

 

 

これを機に「親塚」の周辺には、個人の信仰により付けられた稲荷大神の別名を刻んだ
お塚」が奉納されるようになります。(お塚信仰)

今日、稲荷山には数万ともされる数の「お塚」が群在しているそうです。

 

 

ということで、こちらが「お塚」のある場所のひとつ。

 

 

 

my神社(稲荷)がいっぱいです。

 

 

広い霊園にある自分ちのお墓にお参りするみたいに、
ここにあるのがウチのお社なのよーって感じで、気軽に参拝できるんだよね。

なんかいいなあ。

 

 

まあでも初めてこの光景を目の当たりにすると、結構びっくりするよね。

 

 

 

 

新池

谺ケ池(こだまがいけ)ともいい、「行方知れずになった人の居場所を探す時に、
池に向かって手を打ってこだまが返ってきた方向に手がかり有る」
との言い伝えがあるそうです。

・・という謂われも知らずにスルーしてしまったので、唯一たまたま撮ってたのがこの写真一枚。

何の写真やらよく分らんが、たぶんこれが新池。(・ω・)

 

 

 

末社 熊鷹社(御祭神:熊鷹大神)

水商売、勝負事のご利益があるとのこと。

ピントの合ってないこの一枚しか無かったのが残念・・。

 

 

 

すこーし人が減ってきたかな。

 

 

 

 

 

 

延々とつづく鳥居をくぐりながら山道を登るって、ちょっと不思議な感覚です。

ここならではの景色ですよね。

 

 

三ツ辻までやってきました。

 

 

時間があれば、ゆっくりお茶したかったわ・・

 

 

 

稲荷大神に自分の好きな名前を付けて拝めるなんて、かなりうらやましい。

点在するお塚を見ているうちに、
私もmy稲荷を作ってみたいなーなんてつい思ってしまった。

 

 

 

三徳社

 

 

三徳社には衣食住の三つのご利益があるそうですが、
三つの願い事が成就するとして信仰されるようになりました。

 

 

眼下に広がる京都市内の眺め。

延々と坂道(石段)と鳥居が続いていたので、この解放感がたまりません。

 

 

さっきよりは人も少なくなってきました。

間をあければ、立ち止まって鳥居だけの光景を撮ることも可能に。

 

 

 

 

ようやく四ツ辻に到着~

相変わらずダンナは見当たらないけど、まあいっか。

 

 

ここは京都市街を一望できる場所で、
展望所、休憩所として賑わっています。

 

 

 

休憩もそこそこに、
いちごソフトで一息ついて、先へ進みます。

 

 

その5へつづく・・。

 

 

 

 


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