日向ぼっこ残日録

移り気そのままの「残日録」

ライブドア霧散か?

2006年01月18日 10時27分59秒 | 気まま日記
「ライブドアマーケティング」(当時バリュークリックジャパン)による「マネーライフ社」の買収は粉飾に彩られたものだった。僅か4000万円で買収し、粉飾決算で利益を生み出し、マーケティングの株と等価交換して、株を100分割の発表で40億円の利益を作り出したようだ。「無」から「有」を作り出す、錬金術を常に模索していたのでしょう。それが全てだという証拠は、ライブドア本体の粉飾決算にも及んでいたようです。ライブドアの上場廃止にまで発展するかも知れない状況だ。インターネット証券大手の「マネックス」は、ライブドア関連5社の株の信用取引の際の担保価値をゼロにすることを決めた。これは他の証券会社も追随するでしょう。虚業が実業を買収する構図で大きくなるなる組織は、拡大路線のみが生きる道なので、立ち止まるとどうなるか、考えたら怖い感じだ。

恋人の親から借りた「600万円」で創めた「オンザエッジ」(ホームページ作成会社)が上場されると、株価の魔術で自分より大きい「ライブドア」(ポータルサイト)を飲み込んでいった。そして、「虚業」は時代の寵児となり(妻も裏切り、子供1人)、僅か10年で1兆円を超える資産を生み出しました。しかし、昨日1日で1500億円を吐き出し、毎日下がり続けるでしょう。1兆円が霧散する日も近いかも・・・。資本家(株主)優先を要求し続けながら、ライブドアそのものは株主の利益を無視し続けた(配当をしない)。フジテレビも先年の悪夢の出来事で「ニッポン放送」の株を1400億円で買い戻し、その上、「ライブドア」の株を440億円も持たされ(2年間は売れない契約)これも、損金と成らざるを得ないでしょう。
僅かな資金をネット売買で増やそうとした、株高のIT関連株も、庶民が手を出すときには落ちる、バブルの教訓を忘れたようにはしゃいだ付けかも知れない。証券マンの間ではライブドアは実態のない会社と解かっていたのに、残念なことです。
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