ちょっと傾いたＭ８１銀河周辺

まず最初におことわり。今回は再処理画像ではありません。
３月の新月期、雛まつりの夜に一晩だけ晴れてくれました。移動性高気圧の通過で２２時頃には雲が切れ、朝まで撮影ができました。
Ｍ８１銀河 周辺　（おおぐま座）撮影ＤＡＴＡ：　２０１４／ ３／ ３　２１：５６’～　VixenＲ２００ＳＳ（ｆ＝８００mm F４） バーダーMPCC MarkⅢ 露出 ５分×１枚 １０分×１１枚 コンポジット　Cooled ６０Ｄ (最低気温－2.6℃ 冷却オフ) ＩＳＯ １６００　LPS-P2FILＥＭ－２００ＵＳＤ赤道儀　OrionSSAG　ガイドスコープGS-60S　PHD Guiding　ステライメージ７ FlatAide CanonDPP当然今回の画像処理でも新フラット処理を行っているのですが、横構図をわざと傾けて撮影したため、フラット画像とずれが出たようです。わずかですが画像周辺で明るさのむらがあったため、ＦｌａｔＡｉｄｅも使いました。今回もこってりと仕上げようとしたのですが、彩度を上げても色づきが少なめ。これはフラット補正により、画像が破たんしにくくなったとも言えます。
記事タイトルの補足ですが、いつもは天の北の方向を意識して縦・横構図を決めるのですが、このエリアだけは左下のＮＧＣ３０７７も入れるためわざと反時計方向に傾けています。天体導入のため作成した 『ガイド星図２２時』 より
今回は南中の１時間前から撮影を始めました。（自宅裏口にて）わたしのメイン機材。　Ｒ２００ＳＳ（口径２０ｃｍ反射鏡筒）とＥＭ－２００赤道儀。
忘れてはいけないＭ８２銀河に出現した超新星２０１４Ｊ前回撮影できたのはひと月以上前。もう暗くなったでしょうか？ 少し暗くなりましたが、まだまだ明るいですね。どれが超新星かわからない人は、出現前のＭ８２銀河と比べてみてください。
==========================================移動性高気圧が通過したあとは冬に逆戻りのようです。月が明るくなる頃までずっと雪の予報。１週間に一晩でも晴れてくれれば御の字なのですが・・
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