雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

エクステンダー(1.4x)画像も新フラットで再処理

2014年03月01日 | 画像処理のはなし
もう3月になりますが、今年に入って撮れたのは1月3夜、2月1夜だけ。
まあ雪国の冬としてはこんなもの。
今回は1月27日夜に撮ったR200SS+Canon1.4x(合成f= 1,120mm)のエクステンダー画像を
新しく取得したフラット画像で再処理してみました。

R200SS+エクステンダー(1.4x)のフラット画像です。
( カメラは横構図 レベル値のグラフは垂直方向 )
光軸がやや右にずれているのは変わりませんが、下端のかげりが見えません。
エクステンダーなし(f= 800mm)と比較すると。

エクステンダーで画像中央部を拡大する事により、減光がゆるやかになるのは
想定内なのですが、なぜカメラ内部のミラーBOXによると思われるかげりまで無くなるのか?
推測ですが、エクステンダーのレンズ構成を見ると
小さなレンズで絞り込んだ画像が、後端のレンズを出た以降拡大されるため、
ミラーBOXには光があたらないためでは?
いずれにしろ下端のかげりが発生しない事から、
新フラット処理でも大きな変化は望めないと思うのですが・・

再処理した画像です。
M81 と超新星出現のM82  (ほとんどトリミングなしの画像)
以前の処理画像および撮影DATAは 参照ねがいます。
新フラットで背景が平坦になった分、彩度を前回より上げてカラフルにしてみました。

続いて同じ日にとったM109銀河の処理を行ったのですが、
横構図のカメラの取り付けがフラット画像と180度ちがっている事がわかりました。
そこで昨夜追加のフラット画像の撮影を行いました。
曇り空だったのですが、かすかに星が写っているコマもあり
σクリッピングでコンポジットしてフラット画像を作成しました。
M109 とγUMa(フェクダ) (おおぐま座)  (ほとんどトリミングなしの画像)
以前の処理画像および撮影DATAは 参照ねがいます。
周辺減光補正やFlatAideでの背景処理も必要がなくなりました。
次も同じフラット画像で処理したものです。
NGC3718付近 (おおぐま座)  (ほとんどトリミングなしの画像)
以前の処理画像および撮影DATAは 参照ねがいます。

結局この夜は星がにじんで、エクステンダーで撮れるような空ではありませんでした。
(再処理画像まで見せておいていう事ではありませんが・・)

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再処理も飽きてきました。(見せられる方はもっと?)
いよいよ3月。新月期でもありますので晴れてほしいものです。

雲上くもがみ
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