雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

月が沈むまで待てずに、しし座のトリオ銀河

2023年03月12日 | 天体写真(系外銀河)
先月27日夜、明るい上弦の月が沈むのは日が替わった1時25分。
夕飯前に月を撮り終えた後 月明りの空でも撮れそうな対象で時間稼ぎをしていたのですが、
22時半ころには撮影対象が思いつかず、月が低くなるまで待機することにしました。

気がせいて撮影を再開したのは 月がまだ西空にあった1時少し前。
この時間から2タイトル撮るとなると露光時間が不足気味。
そこで過去に撮影した系外銀河の中で長焦点のVC200Lで撮ったものから選ぶことで
露光不足なら 過去画像と合わせて画像処理しようと考えました。
その1タイトル目が しし座のトリオ銀河 という訳です。

しし座 の 銀河トリオ    
( 元画像の30% 縮小画像 )
( 縦構図で撮っており 北は右側になります )
撮影DATA : 2023/ 2/28 00:48’~ Vixen VC200L( fl= 1800mm F9)
露出 15分 × 枚 + 分 × 枚  ISO 6400 LPS-D1 EOS6D (HKIR改造)
タカハシ EM-200 Temma2M マイクロガイドスコープ 60 ToupCam 
ステラショット2(導入・自動ガイド) ステライメージ9(画像処理)
やはり総露光時間が2時間未満で不足気味ですが、大気のゆらぎ が少なかったことから
過去画像と比べても良く写ったほうになります。

当初計画通り 同じ鏡筒・カメラで撮った2019年、2021年の撮影画像を加えて処理した画像です。 ↓
( 元画像の30% 縮小画像 )
( 縦構図で表示のため 北は上側になります )
過去の撮影DATA:◆2019/ 3/ 9am 15分×5枚+3分×8枚   ◆2021/ 3/19・20am 15分×5枚+3分×8枚 
他の撮影DATAは今回と共通
これで総露光時間が3倍になったわけですが、切れ味では今年の画像の方がよく、
画像のなめらかさ・コントラストでは3年合算分の方がすぐれているように思います。
NGC3628
( 上の方が今年撮った画像 )
M66 NGC3627
( 左の方が今年撮った画像 )
M65 NGC3623
( 左の方が今年撮った画像 )


恒例の 撮影時の『只今撮影中ショット』です。 ↓
( 四角枠が今回の撮影範囲です )
2023年 2月28日 1時40分~ Tamron Zoom(fl17mm F2.8) 30秒×7枚 ISO1600 ソフトフィルター KissDX(SEO-SP2) 三脚固定撮影

朝まで撮った2タイトル目は次回 記事で。

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今回もウォーキング途中で撮った一枚になります。
林泉寺近くの道路沿いで
私は花粉症は大丈夫と自負しているのですが、
最近 鼻水やクシャミが出るのは もしかしたら・・


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