雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

子持ち銀河は、親も小さめ。

2013年03月14日 | 天体写真(系外銀河)
東日本大震災から2年目の夜に撮った3番目の天体は
子持ち銀河 M51でした。

(10分露光12枚。全てガイドは成功したのですが、最後の4枚が電線と薄明でもったいない事に!)

なげいていても仕方ないので、8枚コンポジットで画像処理しました。

M51 子持ち銀河(りょうけん座)  2013. 3.12 03h03m~ VixenR200SS + Canon1.4X(合成f=1,120mmF5.6) バーダーMPCC MarkIII
600sec×8枚 ISO1600 SEO Cooled60D(冷却-23℃) EM-200USD赤道儀 LPS-P2 FIL ガイ゛イドスコープGS-60 OrionSSAG PHDガイディング
(画像処理は「ステライメージ7」の不調から、旧Ver6.5で実施しました。)
中央部のクローズアップ画像(クリックで更に拡大できます。)
総露光時間は不足気味だったのですが、透明度の良い空に助けられ20cmの写りとして満足しています。

M51はその特徴的な姿が有名で以前から撮影しているのですが、撮ってみると・・
小っちぇー!
それもその筈。
見かけの大きさは、お隣のおおぐま座の渦巻き銀河M101が27′、M81が26′に対して
M51は11′しかありません。(子は含まず?)
そのため、R200SS本体だけでは拡大不足で、今回も1.4Xのエクステンダーで拡大して撮影しています。

以前に撮ったM51です。 (クリックで拡大)
2010/04/09 R200SS(f=800mm) KissDX(SEO-SP2)・・・・・・

2012/05/18 R200SS+1.4X(f=1,120mm) KissDX(SEO-SP2)

かなり進歩したなあ」と自己評価しているのですが、どうでしょう?

今回も「春の銀河アタックプラン」の掲載前に撮影してしまいましたので、
ガイド星図22時』だけを掲載いたします。
[ ガイド星図22時 ]
(ガイド星図を使われる場合は、クリックで拡大した後にダウンロードし、A4×2枚印刷。)

========================================================
まだまだ春に撮りたい銀河がいっぱいあります。
撮れない日は「春の銀河アタックプラン」を掲載する中で
戦略を練っていきたいと思います。

雲上くもがみ
ブログランキング参加しています。
にほんブログ村 写真ブログ 天体写真へ← ポチッとお願いします。
にほんブログ村
========================================================





コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« はじめまして、ソンブレロ銀河。 | トップ | 今夜も徹夜で「春の銀河アタ... »

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは (おりおん)
2013-03-14 16:56:26
すばらしい子持ちですね!!
赤いポツポツもしっかり写ってて、立体感もすごいです。

たしかに小さいですよね(^_^;)
私も少し前に撮りましたが、680mmなのでもっと小さかったです(=_=)
次回撮るときは、雲上さんの子持ちを見本にさせてもらいます(*^_^*)
返信する
わたしの見本は・・・ (雲上(くもがみ))
2013-03-14 22:34:18
おりおんさん、こんばんは。
今回画像処理の際に見本にしたのは、
以前に紹介した写真集「FAR OUT」です。
デフォルトの画像はもう少し青ぽかったのですが、
ほれ込んだ「FAR OUT」の色にこだわって
やや赤っぽくなりました。
すばらしい夜空だったのですが、これから多少モヤっぽくても同じ構成で春の銀河を撮ってみたいと思います。
返信する
進歩すばらしいです。 (ミッチー)
2013-03-18 23:33:44
びしっと構造もわかりますね。
こういう感じでちゃんと撮ったことがないので、次回遠征のターゲットにしてるのですが、どういうアプローチで行くか、考えています。
子ども銀河の周りの淡い部分を撮ろう、という目標だったのですが、これを見たら、できるだけ構造を細かく出したくなってきました。
そうなると、小さいのがネックですかね。
ま、とりあえずやってみますか。
返信する
小さいと迫力が・・ (雲上(くもがみ))
2013-03-19 00:34:20
ミッチーさんの遠征先の空が良ければ、淡い部分狙いがいいと思います。
細かい構造は、画像処理でカバーできますが、淡い部分は
空次第ですから。
ただ私の自宅撮影でも、もう少し露出は延ばせそうなので、
冷却ONで15分くらいを標準にしようかなと考えています。
返信する

コメントを投稿

天体写真(系外銀河)」カテゴリの最新記事