雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

はじめまして、ソンブレロ銀河。

2013年03月13日 | 天体写真(系外銀河)
すごいですねぇ、「パンスターズ彗星・祭り」。
わたしも、天文雑誌やテレビの影響で屋根に上ってしまいました。(結果は聞かないで。)
屋根に上った11日はとても素晴らしい星空でした。
1枚目のNGC2903の次はM104ソンブレロ銀河です。

10分露光で10枚撮ったのですが、全てGoodで歩留まり100%でした。

実は南天やや低めのこの銀河を撮るのは始めてです。
そこで、今回はこの銀河を撮影するために、傾斜のあるスロープに設営しました。(あっ、場所は自宅裏です。)

M104ソンブレロ銀河(おとめ座)  2013. 3.12 00h42m~ VixenR200SS + Canon1.4X(合成f=1,120mmF5.6) バーダーMPCC MarkIII
600sec×10枚 ISO1600 SEO Cooled60D(冷却-22℃) EM-200USD赤道儀 LPS-P2 FIL ガイ゛イドスコープGS-60 OrionSSAG PHDガイディング
(初めてだったのですが、欲張ってエクステンダーで拡大撮影しています。)

昔、この銀河の写真を見たとき渦巻きも見えないし、冴えない銀河だなぁと思っていたのですが、
ハッブル宇宙望遠鏡の写真で、黒く縁取りされた円盤状の形が
ぼんやりした中央部のふくらみ(バルジと言います)から透けて見える画像が
とても印象に残りました。

(銀河の部分を縮小なしでトリミングしたものです。・・・*クリック拡大時で縮小なし。
ハッブル宇宙望遠鏡には程遠いのですが、口径20cmで大気の底から撮ったものにしては・・・(自己満足です。)

春の銀河 アタックプラン」で紹介する前に、撮影してしまいました。
お詫びに、『ガイド星図22時』だけを掲載いたします。

[ ガイド星図22時 ]
(ガイド星図を使われる場合は、クリックで拡大した後にダウンロードし、A4×2枚印刷。)

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今日の午後、アストロアーツより「ステライメージ7」のコンポジットが
うまく行かないという問い合わせについてメールがありました。
特に深刻な「基準点指定」での不具合を優先して調べたいとの事で
本日も不具合が出る事を確認した上で、画像ファイルを1時間以上かかってアップロードしました。
もしわたしの勘違いでなければ、ファイルの問題では無いと思うのですが・・・
今後進展がありましたらこのブログでお知らせいたします。

雲上くもがみ
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コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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これはキテます。 (ミッチー)
2013-03-13 21:50:21
このM104はお世辞抜きでいいです!
意外と横長どら焼きみたいな感じになるのですが、今回のは上下の広がりもきれいですよね。
僕もハッブルか何かの画像で、丸くなった向こうに小さな銀河がうじゃうじゃいるのを見たことがあります。
小さな銀河は無理としても、このM104が丸っこく写ってるのって、理想なんです。
返信する
ハッブル画像を見ながら・・ (雲上(くもがみ))
2013-03-13 22:19:34
ミッチーさん、早速ありがとうございます。
画像処理にあたっては、ハッブル画像集を見ながら行いました。
団子にならずに、バルジが透けて円盤部が見える感じを何とか出そうと苦労したのですが、
今の機材ではこれが限界です。
あとやれるとしたら、純正エクステンダー(f=1500mm)の中央部の解像の良さをいかして・・・
でも、南天低めで露光時間が稼げないので2・3日かけてとなりますね。
返信する

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