雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

<Ⅱ銀河系-26 M1 カニ星雲> 自宅で撮った『大宇宙SCALE』

2022年07月23日 | 自宅で撮った『大宇宙SCALE』
そのむかし若かったころ、7月20日を過ぎれば梅雨明けで
夏山登山の計画を練っていたことを思い出します。
ところが今年は6月に梅雨入りしたと思ったらすぐに梅雨明け。
かといって 7月が連日の天体写真日和という訳でもなく、
20日なってもまだ梅雨の最中ののような天気。
こんな時こそというわけで 今回も
 シリーズ 自宅で撮った『大宇宙SCALE』 を掲載します。

退職を機に再開した天体写真ですが、70代に入ったくぎりとして
この約10年間で撮ったものを振り返って見ることにしました。
掲載順序としては手持ちの天体写真集 大宇宙SCALE を参考に
地球から近い天体の順に掲載しています。

Ⅱ 銀河系
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Ⅱ-26 M1 カニ星雲  6200 光年 
M1(NGC 1952):種別 超新星残骸 明るさ 8.4等級 見かけの大きさ 6×4分角 星座 おうし座
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興味のある人にはとてもメジャーな天体 おうし座の超新星残骸カニ星雲です。
メシエ番号の1番となっており、100個以上あるメシエ天体の中で唯一の超新星残骸です。
その昔 中国や日本の書物に記録が残っており、今から968年前の1054年7月 4日に出現して
金星くらいの明るさで 23日間 昼間でも見えたと書かれています。

退職により天体写真を再開してからまもない2013年に撮ったカニ星雲のクローズアップ画像です。
矢印の先の暗い方の星が 超新星残骸のカニパルサーです

上の画像のトリミング前の全体画像と撮影データになります。 ↓

カニ星雲は今でも毎秒1100kmという猛烈な速さで広がっているそうです。
そこで以前のブログ記事で、昨年2021年( 1/20) に撮った画像との比較を行っています。
右上の星は年周視差(1年間の見かけの位置の変化)の大きな星です
さらに2つの画像をGIFアニメ化してみました。 ↓
右上の年周視差の大きな星の8年間の移動は分かりやすいのですが、
カニ星雲の方は露光条件の違いもあり微妙です。(個人的には広がっているように見えるのですが ・・・)

カニ星雲の撮影は望遠鏡でも使わない限り、見かけはかなり小さめになります。
まだ望遠レンズしか持っていなかった2008年に撮った画像です。↓
2008/11/ 1 canon NFD300 + canonx2.0(合成fl=6000㎜ F5.6) 3分×4枚 ISO1600 kissDX(SEO-SP2)

更にズームダウンしてカニ星雲の位置がわかる2021年の『只今撮影中』ショットです。 ↓
( 白い枠は ひとつ前の望遠レンズで撮った画像の写野になります )

次回も このシリーズ掲載になりそうな週間天気予報です。


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今年は長岡まつり大花火大会が3年ぶりに開催されるということで
随分会っていない遠くの親戚も誘って早々日帰りツアーに申し込んでいました。
ところがここにきてコロナの感染者が連日最多記録を更新中。
昨日の花火大会実行委員会の最終判断で決行が決まったものの、
決行の理由が ”政府が行動規制を行っていないため” では ・・
10日先(8月2日)の時点でどうなっているかわからないので
キャンセルすることになりました。


4年前に花火大会に行った時のブログ記事は → こちら


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