雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

<銀河系外 番外-9 りゅう座銀河トリオ>自宅で撮った『大宇宙SCALE』

2023年09月03日 | 自宅で撮った『大宇宙SCALE』
成文堂新光社の書籍『大宇宙SCALE』には
前回記事掲載の触角銀河距離8000万光年から2億光年余までに6頁にわたって
特異銀河を中心に掲載されているのですが、
そのいずれもが13等級前後と暗くて見かけが小さいため私は未撮影でした。
そこで書籍には未掲載ですが
この距離に該当するものとして、番外でりゅう座の銀河トリオを紹介します。


( 書籍『大宇宙SCALE』に未掲載の対象は 主にWikipediaに記載の距離を参考にしています )
Ⅲ 銀河系外
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番外-9 りゅう座の 銀河トリオ 1億~1億3000万 光年 
NGC5981:種別 渦巻銀河 明るさ 14.1 等級 見かけの大きさ 2.8×0.5分角 距離 1億光年
NGC5982:種別 楕円銀河 明るさ 11.1 等級 見かけの大きさ 2.6 ×1.9分角 距離 1億3000万光年
NGC5985:種別 渦巻銀河 明るさ 11.0 等級 見かけの大きさ 5.5 ×3.0分角 距離 1億2000万光年

トリオを構成する各銀河が個性的な姿をしていることから何度か撮影しているのですが、
各銀河が単体で見えていたら 多分撮影していないでしょう。
その理由は見かけが小さくて見栄えがしない事にあるのですが、
今年4月にクローズアップ撮影に向いたカラーCMOSカメラを買ったことから
挑戦する意欲がわいてきました。

購入してまもない5月にASI533MCで撮影した画像 ↓
( 上の画像の 内を拡大撮影しています )
撮影DATA : 2023/ 5/ 12 01:20’~03:20’ Vixen VC200L (fl=1,800㎜)
露出 300秒 × 24枚  Gain300 ASI533MC Pro(冷却-10°) タカハシ EM-200 Temma2M  
ステラショット2(導入・撮影・オートガイド) ステライメージ9(画像処理)

レデューサーを付けずに長焦点のVC200Lで、かつピクセルサイズが小さいため より高解像が期待できるのですが
その分 求められるオートガイドの精度もより厳しくなるのが悩みです。


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この 自宅で撮った『大宇宙SCALE』シリーズ は
2021年8月から掲載を始めたのですが、
2年かけて1億光年を越えたと思ったらあと2対象で終了予定です。

相変わらず日中は35℃前後の猛暑が続いていますが、
朝のウォーキングで見る空には9月らしい雲が見られるようになってきました。
<
9月 1日 ウォーキングを終えた朝6時半頃の空


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