けんちくブツブツだいありー(新館)

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ある東芝トップの物語

2018-04-08 10:28:22 | 通勤図書室
もうすぐ忘れられてしまうかもしれない、かつての大企業(T-T)のトップはどんな人だったか?

この数年、不正会計処理を発端に部門別の切り売りやリストラ、株主代表訴訟、監査法人から承認がもらえないなど、ありとあらゆるネガティヴ情報を発信している東芝のかつての異色社長を描いた『テヘランから来た男』を読みました。 東芝は、この3月まで『サザエさん』のスポンサーだったので、ぼく的には白物家電メーカーかと思いきや、今回問題になった原子力部門、稼ぎ頭の半導体やパソコン部門など、ウイングが広い巨大な会社でした。売上高6兆円、従業員も20万人いたとのこと(*_*) その舵取りを任された歴代のトップが、この本に書かれている通り、自身の成功体験を引きずり、またライバルメーカーとの競争に明け暮れた末、社会的には信用をなくしていった、、、ということがいまだに続いているのは、悲劇というよりもう喜劇(^○^)という感じです。 確かにテヘランから来た主人公は、類まれな能力と実行力はあったのですが、最後は進むべき哲学も無くして、コンパスのないまま大海を漂ってしまい、最後はビジネスの世界で餌食になった、、、という末路が現在でも進行しています。 伝統も格式もあった東芝がどうして地に落ちたのか、この本だけでは全部は分かりませんが、歴史を繰り返さないための警告だと思いながら最後のページを閉じました。くら〜い気持ちで。 #読書 #東芝 #テヘランから来た男 #社長 #粉飾 #サザエさん

kukuttaさん(@kukutta)がシェアした投稿 - <time style=" font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; line-height:17px;" datetime="2018-04-07T15:00:55+00:00">2018年 4月月7日午前8時00分PDT</time>

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