久しぶりに更新します。GWに遊びすぎ放電しすぎたエネルギーを、やっと補給?できました。一応、事務所には出かけています。
ということで、GWの谷間 5/1は映画の日だったため、もちろん鑑賞日にあてました。ちょうど長崎駅ビルのシネコンで「スパイダーマン3」や、「バベル」が公開直後だったので、大分迷ったのですが、最近頼りにしているランキングを信じて、町中のセントラル劇場へ足を向けました。(ちなみに上のスパイダーマンは、池袋に出現したモノです・・・行列して写真を撮る勇気はなかった)
観たかったのは、今年のアカデミー賞(外国映画賞)に輝いた『善き人のためのソナタ』。タイトルと、ポスターだけで なんだか”ネタバレ”しそうです。ポスターは 見るからに旧共産圏の地味で陰湿なイメージが伝わり、「こんなんで客が入っているのかしら?」と不安になるほどですが・・・・、かなりの座席が埋まっていました。
内容は興味がある方だけ観て頂くとして、すばらしかったのは時代考証というか、旧東ベルリンの再現です。といっても未だにベルリンにお邪魔したことすらないのですが、TVで流れてくるノースコリアと うりふたつ。秘密警察が使う自動車や護送車は、旧国産で 居住性ゼロ。また盗聴する主人公が住むアパートや彼が通うバーは、寒々しいほど装飾品が無く、荒んだ内面がよく表現されています。個人的には、遠い昔の外国の話ではなく、どこかの国にも起こりそうな状況だなーと思いながら、みはまってしまいました。
映画館の方も これほどヒットするとは思わず、上映期間を何度か延ばしているようですので、監視国家や絶滅したヨーロッパの共産国などに興味のある方にお勧めします。