里山資本主義

藻谷浩介さんの「里山資本主義」を読みました。
大筋で私の考えと一致しています。

まず、エネルギー問題。
藻谷さんは、木材エネルギーに注目されていますが
私も同感です。

現在の先進国では、石油などの化石燃料を
エネルギー源として使っています。

しかし化石燃料には限りがあり、
できるまでには１億年以上の時間が必要です。
産業革命以降のわずかな時間に大量消費していますが、
人類が誕生してからたった２００万年ですので、
資源の再生産はとても間に合いません。

人類は単独で存在しているのではなく、
地球と言う限られた環境の中で生きています。
環境が破壊されれば、人類も生きていけません。

人が生まれて死んでいくライフサイクルの時間とみあった
エネルギー源としては、
私は森林資源が適切だと考えています。


人生が８０年ほどだと仮定すれば、
木材もそれなりに大きくなる時間です。
一度に全てを伐採しなくても、
何年かに分けて少しづつ育てながら切って行けば
人類が生物指定生きている時間に対応可能な成長速度です。


次に私が藻谷さんに共感するのは、
ＧＤＰにあわられない価値です。

今の世なのかでは、
なんでもかんでも貨幣に換算して評価します。
そして、お金にならないことは低く見られます。

しかし、
人間がヒトとして生きていく上で、
大切な事、嬉しい事、満足できることなど、
大切な事はお金に換算できません。

私も藻谷さんも、
そのことに注目しています。
資本主義経済は行き詰っています。

これから新しい時代、
新しい価値観を切り開いていくのは、
別の価値観です。


今は、社会の大きな変革期だと感じています。
人々の価値観、世界観、ライフスタイルなどが大きく変わり、
日本社会のあり方が大きく変わっていく時だと考えています。


（参考）
・懐かしい未来
・「働き方革命」他者を幸せにする働き方