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伊勢崎市議会議員 多田稔(ただ みのる)の明日へのブログ

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世界一流エンジニアの思考法

2025-04-23 11:52:56 | 行政経営

牛尾剛著「世界一流エンジニアの思考法」文芸春秋

世界一流のシステムエンジニアたちは

なぜ圧倒的に仕事ができるのでしょうか。

頭の回転の速さや天才的記憶力でなく、

主に「思考法」が高い生産性をもたらしているのです。

 

著者は日本人ですが、現在マイクロソフト社で

シニアソフトウエアエンジニアとして勤務。

システムエンジニアの仕事ぶりは

事務系の仕事や行政の仕事にはあまり関係ない

かもしれないと思いましたが、

高い生産性の秘訣が「考え方」であるならば、

多くの仕事に応用できそうです。

 

参考になりそうな部分をいくつかご紹介します。

関心を持たれた方はぜひ本書を読んでください。

 

 

1 感覚で問題個所を決めつけない

自分の感覚やお客さんの声で原因を決めつけず、

ファクトを検証して問題解決しないと

思い込みの穴に落ちてしまう。

(多田コメント)

・思考の第一歩

・企業や行政においても要注意ですね

 

 

2 頭の中にメンタルモデルを持つ

巨大システムの場合、超複雑なので

それらを全部知っている人など存在しない。

しかしメンタルモデルを持つと

驚くほど細かいところまで仕組みを理解し

記憶できるようになる。

メンタルモデルとは、世界を理解し新しい状況に

適用するための自己の心の中のイメージや理論。

(多田コメント)

恐らく多くの方が、

頭の中に仕事のイメージを持っていると思います。

 

 

3 ウォーターフォールは一切メリットが無い

アメリカではソフトウェア開発手法では、

アジャイル」や「スクラム」が常識となっているが、

日本ではいまだに「ウォーターフォール」。

日本の大手企業がマイクロソフトの専門家に

ウォーターフォールとアジャイルの

メリットとデメリットを質問した時の答えは

「ウォーターフォールは一切メリットが無い」

(多田コメント)

ウォーターフォールとアジャイルの意味は

リンク先の説明を読んでください。

アメリカのソフトウエア企業がアジャイルなのに

日本はいまだにウォーターフォールでは

全く勝ち目がありません。

行政の仕事でも分野によってはアジャイル式が

より適切かもしれません。

 

 

4 失敗に寛容な職場がチャレンジ精神を生む

自分の能力を上回る領域にチャレンジするから失敗は起こる。

著者は日本にいる時は安全圏の外でチャレンジしてなかった。

(多田コメント)

未知の挑戦には失敗は起こりうる。

改善していけばよい。

行政では間違いはできる限り避けようとしますが、

初めての事業の場合、最初から完全なものはできません。

やりながら改善していく方法をとることにも

社会が寛容になる必要があると思います。

 

 

5 人生と仕事をエンジョイする

AIの発達でプログラマは職が無くなるのか?

著者の友人のシステムエンジニアの答えは、

「仕事がもはやおもしろくなくなったら、

 そのときは何か新しくて挑戦的なものを探すだけだよ」

(多田コメント)

将来を憂いてうろたえるのではなく、

自分が人生の主役として前向きに取り組む

姿勢・人生観に共感します。

自分を幸せにする一番の責任者は自分

 

 

(参考ブログ)

仕事選びのアートとサイエンス 山口周 2020-03-09 

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