伊勢崎市議会議員 多田稔(ただ みのる)の明日へのブログ

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坂東小学校 生き方教室

2012-12-05 21:13:28 | 教育・PTA・児童福祉
今日は坂東小学校の6年生対象に
「生き方教室」の講師を務めました。
将来の職業について考えるキャリア教育の一環です。
私の三男も6年生でお世話になっています。

10組ほどの保護者の講師が体育館で、
いろいろな職業についてお話しました。
子どもたちは8人から10人くらいのグループになり、
自分が聴きたい職業の講師のところへ行きます。

1回の講話は15分です。
その中で職業の紹介や、なぜその職業を選んだのか、
喜びは何か、大変なことは何かなど話します。
子どもたちからの質問もこの時間で受けます。

本日の講師の職業はさまざまでした。
看護師、保育士、美容師、プログラマー、
救急救命士、鉄道員、漫画家、議員などです。







漫画家の方がご近所にいるとはビックリ。
一流漫画誌に連載されているそうです。
生の原稿やカラー原画などを持ってきてくれました。

なるべく実際に使っている道具を見せてあげてくださいと
先生から依頼がありましたので、
私もいくつか持って行きました。

街頭演説用のスピーカーとマイク。
名前を書いた「タスキ」や白手袋。
そして、選挙管理委員会が選挙啓発グッズとして
所有している本物と同じ投票箱を借りてきました。

子どもたちに議員の仕事の概要を話した後、
模擬投票体験をしてもらいました。
子どもたち自身の名前を書いて入れてもらいました。



本当の投票ができるのは20歳からです。
6年生は12歳ですので、
「あと8年すれば、みんなも本当の投票できるよ」
と伝えると、嬉しそうでした。



「なぜ政治家になったのか?」
という質問項目がありました。
私は「人や社会のために役立つ仕事がしたい」
という気持ちから以前は公務員(県庁)として働いていました。

しかし、日本の国の借金が余りに膨れ上がり、
このままでは破産してしまうのではないかという心配と、
この膨大な借金が、今よりも人口が減っていく子どもたちに
強制的に押し付けられている状態をなんとか変えたい、
という気持ちから政治家を志したと説明しました。

子どもたちとのやり取りです。
(多田)「橋を作ってとか、野球場が欲しいとか
     いろいろな要求が市民から出るよね。
     それを作るお金って、どこから来ると思う?」
(子供)「国から来る!」

(多田)「国のお金は、どこから来ますか?」
(子供)「税金!」

(多田)「そうです。みんなのお父さんやお母さんが働いて
     税金を納めているよね。そのお金で国や県や市は
     仕事をしています。」
    「今年の国の予算は90兆円あります。
     税金の収入が90兆円あって、90兆円の仕事をしているなら
     何にも問題ありません。」
    「でも税金の収入は半分よりも少なくて、あとは借金です。」
    「日本の国の予算は1年間で90兆円しかないのに、
     借金は1,000兆円を超えてしまいました。」
(子供)「エ~ッ!」   

(多田)「その借金はだれが払うと思う?」
(子供)「おとな」
(多田)「君達や、まだ生まれていない人たちが払うことに、
     もう決まっているんだよ。」
(子供)「エ~ッ!!」


投票率は、若い人ほど低いと言われています。
でも若い人が投票しないと、若い人にとって
どんどん不利な社会になってしまいます。

子どもたちや、まだ生まれていない子孫達が、
自分たちの意見を言ったり、意志を示す前に、
すでに莫大な借金を押し付けられてしまっている現状は
とてもおかしいと私は考えています。

行政サービスを受ける人は、
自分たちが納めた税金の範囲で受けるべきです。
今の日本では、増税する代わりに、
文句を言う人がまだいない借金を増やすことで、
税負担無しに、サービスだけ今の人が受け取ってしまっています

今だけ良ければよいのでしょうか。
これは無責任極まりない考え方です。

有無を言わさず借金だけ押し付けられた
将来世代の人達は、私達の世代に対して
どのように思うでしょうか。
それを何とかするのが、私達世代の責任です。

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