伊勢崎市議会議員 多田稔(ただ みのる)の明日へのブログ

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市立幼稚園廃止に関する疑問

2023-05-15 16:31:10 | 教育・PTA・児童福祉

先日市長から市議会議員へ標記の説明がありました

質疑応答も行われましたが疑問に思う部分がありましたので

要点をご報告します。

私の速記メモをもとにしてますので、誤り等あるかもしれません。

お含みおきください。

 

 

<説明概要>

・廃止する園  茂呂幼稚園、南幼稚園

・前年度状況  両園とも休園(希望者なし)

・市立幼稚園の総在園者 5年前 484人

           令和5年 336人(148人減、30%減) 

・保育所や認定こども園にくらべて、

 市の幼稚園が選ばれない理由   預かり時間の差

 

 

 

(多田感想1)

 

・少子化の流れの中で児童施設の過剰はやむを得ないでしょう。

・共働き家庭が増えている中で、入園希望者を増やすカギを

 市はすでに分かっている。(預かり時間の延長)

・多くの私立幼稚園が生き残りのために認定こども園へ転換

 しているのだから、市も認定こども園に転換すべき。

 

 

 

 

(多田質問)

1 市民のニーズに合わせ、市もこども園へ転換すべきではないか?

2 伊勢崎市は外国籍児童が多いので、日本語が話せない保護者にも

  対応できる体制の園を作ると良いのではないか?

 

(答弁)

1 幼稚園施設を認定こども園に改修するには費用が掛かる。

  幼稚園の良さを生かしたい。

2 4名の外国語支援職員が各園を巡回している。

 

 

 

(多田再質問)

・すでに多くの私立幼稚園が認定こども園へ転換し、

 立派な幼児教育を実践しているのだから市の幼稚園を

 認定こども園に転換しても、

 幼稚園の良さを生かせるのではないか?

 

(答弁)

・幼稚園で行いたい。

 

 

 

 

(多田感想2)

 

・日本では少子化の中で保育所数は横ばい、

 幼稚園数は急激に減少(転換)し、

 代わりに認定こども園が急増しています。

・伊勢崎市内の私立幼稚園は次々と認定こども園に転換し、

 幼稚園のままなのは1園のみです。恐らく転換する

 必要がないほど入園希望があるのだと思います。

・一方で市立の幼稚園はひとつも転換していません

・市立幼稚園を廃園する理由として入園希望者が少ない

 ことをあげていますが、市民ニーズに合わせて転換し

 増やそうという気は全くないようです。

・幼児教育をやりたいから転換しないとの答弁ですが、

 貴重な税金で行う事業ですから、やりたいようにやって

 希望者がいませんでした、という姿勢ではなく、

 市民ニーズに合わせた行政施策を行うべきではないでしょうか。

・すでに民間の保育所やこども園で定員は足りているので、

 市立幼稚園は閉鎖を繰り返す長期構想なのでしょうか。

・一方で、21万市民のうち外国籍住民が1万人もいますので、

 『外国籍児童に特化』した就学前教育施設ならば、

 存在価値と存在意義は高いと思います。

 子どもや保護者が日本語が理解できる家庭は、現状でも

 保育園やこども園、幼稚園へ通っている家庭が多いと思います。

 問題なのは日本語の壁ゆえに就学前教育を受けずに

 いきなり小学校へ入学するケースです。

 学校も家庭もとまどいが大きいと思いますので、

 就学前教育施設として外国語が話せる先生や職員を

 多く配置した市の施設があれば、助かると思います。

 またその施設は外国籍幼児教育のセンター的機能を担い、

 民間の施設へも援助ができたら理想と思います。

 

 

 

 

(参考)

・認定こども園は4種類あります

幼稚園と保育所の推移(最新)

 

 

 

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