伊勢崎市議会議員 多田稔(ただ みのる)の明日へのブログ

行政経営、地方政治、そのほか人生にプラスの楽しいこと eメールアドレスkucctada@mail.goo.ne.jp

かかあ町駐車場

2011-05-09 21:07:57 | 政治・政策・経済
伊勢崎市の中心部、
県道前橋古河線沿いにある「商店街振興組合 本町百店会」は
かかあ町」として売り出しています

どこにでもある商店街でなく、
独自性を打ち出すために、CI(コーポレート アイデンティティ)を研究。
シンボルキャラクターとして、「おふくさん」を作成。
上州名物「かかぁ天下」をイメージしています。

メイン・スローガンは「粋、イキ、いせさき、かかあ町」
サブ・スローガンは「上州かかあ天下一、ここはイセサキ『かかあ町』」
このほかロゴタイプやオリジナルグッズも開発しています。

先日、かかあ町商店街で買い物をするため
かかあ町駐車場に車を止めました。



この駐車場は市が管理しており、
車の入り口は西側道路の南方1箇所です。



車を停めて、さあ商店街へ向かおうとしたところ
駐車場の北側はフェンスで囲まれていて、
人が通れる部分がまったくありません。
北へ向かいたいのに、車で入った入り口まで
遠回りしなければ人も外へ出られません。



せっかく商店街のための駐車場を市が用意しているのに、
買い物客が使いにくいのではおかしいと感じました。


(北側の本町通りから見たところ)

買い物をした帰りに、商店の方にそのことを伝えると
以前からお客さんにそのように指摘されていること、
そして、市役所に改善のお願いをしても
対応してもらえないと聞きました。

私は市議会議員として、
買い物客が使いやすくなるように、
ひいては商店街の振興につながるように
市役所と相談すると約束しました。

その後市役所の交通政策課にご相談しました。
私は商店街振興のための駐車場なので
てっきり経済部商工労働課の所管だろうと思いましたが、
交通政策課の管理でした。

本日、課長さんから回答がありました。
以前この駐車場は、商店街が管理していた。
当時は複数の入り口があり、利用者以外のものが入り込み
たまり場となってしまって困り、市へ移管された経緯がある。

商店街側に歩行者用入り口を作ってしまうと、
再びそのようになる恐れがあるので、
現状のまま様子を見たいとの回答でした。

「様子を見る」とは、何がどのようになれば
変更するということなのか質問しました。

買い物客からの不便だという苦情が
もっとたくさん出れば、
人用の出入り口を設置するとの回答です。

ちなみに、北側のフェンスには
柱と柱の幅が1メートルくらいの部分があり、
その間のフェンスのねじをはずせば、
経費もかからず簡単に出入り口になります。



ここは商店街を利用する買い物客のための駐車場です。
今回の問題は、
買い物客の利便性を最優先するか、
それとも、
非利用者が入り込み、たむろすることを防止することを優先するか
という選択です。

設置目的から考えれば、利用者優先ですが、
適切な管理を行うことも求められます。

利用者が利用しやすく、かつ、
適切な管理が行えることが理想です。
A案、あるいは、B案という選択ではなく、
AかつBという解決策は考えられないでしょうか。

それに考えて見れば、市の回答は少し変です。
多くの利用者が、出入り口を作ってくれと要望したとしても
そのことは、非利用者が入り込まないこととは無関係です。

つまり、多くの要望に基づき、
人用の出入り口を作っても、
無関係の人がたむろする可能性はなんら排除できていないのです。
人用の出入り口を作った後は
市の管理責任については、放棄するということでしょうか?

市は、
多くの買い物客からの不平・不満が高まってから
歩行者用の出入り口を作り、
その結果、無関係の人がたむろするようになってから
その対策を考えるのでしょうか。

むしろ、不平不満が高まる前に、
「かかあ町駐車場」の本来の設置目的である
買い物客の利便性を、最優先で実現できるように考え、
それに伴って必要となる、駐車場としての適切な管理方法を
市民から言われる前に考え、
できるだけ速やかに歩行者用出入り口をあけることが
行政の本来の取り組み姿勢ではないでしょうか。

私からの相談に対して、
市では課長さんだけでなく、
部長さんまで現地へ行ってくださったそうです。
真剣に検討していただきまして心より感謝いたします。

市民の税金を使い、
市役所が、市民や買い物客、商店街のために設置した駐車場が
買い物客にとって使いづらいという現実を考えますと、

市民の不満が高まるのを待つよりも
もっと良い対応や解決策があるように思いますので、
今後もご相談させていただきたいと思います。


(参考)
CI(コーポレート・アイデンティティ、シンボルマーク、ロゴタイプ、
ブランド戦略等についての、私の大学院時代のレポートがあります。

 「現代に生きる家紋」
  ―CI(コーポレート・アイデンティティ)とブランド戦略―





コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 6月議会の準備 | トップ | 富岡市の事業仕分けと駐車場管理 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

政治・政策・経済」カテゴリの最新記事