戦争を挟んで生きた女性の回顧録

若い方が知らない頃のセピア色に変色した写真とお話をご紹介いたします。

今晩は“竜馬伝”がある。早く帰ろう、福山雅治に逢える。

2010-03-14 14:12:12 | Weblog
最初に竜馬伝を見た時、なんて竜馬だろう、と思った。あまりにも私の中の竜馬とかけ離れていたからである。本物の竜馬も良い男の範疇に入るだろうが、もっと苦み走っていてあんなにバタ臭いハンサムではない。それで人にも「おかしい人選だね」などと云っていた。
それが見る度に惹きつけられている自分に気がついた。福山雅治という名前も初めて聞いたほどの年寄りなのに、その75歳の老婆をして、これだけ惹きつけさせるものを持っている。福山雅治は“ずるい”と思った。なんであんなにチャーミングでその上良い声まで持っているのだろう、と思った。それからコマーシャルで歌っているのにも気がついて見るようになった。
あんなに良い男はそこら辺のつまんない女と一緒になって欲しくない。超一流の美男美女の宿命として、彼らはたったひとりの人の物ではなく、多くの人間のものであって欲しいと思うのは間違いかな?

顔の良い奴は声も良いと前に書いたが、それは映画スターとか歌手の事である。一昨日はラジオの対談で小早川という野球の選手が出ていた。あまり野球とかスポーツに縁の無い私はその人が何処の球団に属し、どんな持ち場を持っていたかも知らないが、既に現役は引退してコーチをしているという事だった。その話の中で、やはり若い時からハンサムでならし、球界で人気投票には必ず上位に入っていたという話であった。このように土台はすがた、かたちである。今更自分の事をかえりみて悔しがっているわけではないが・・・
私の小学校時代、(昭和16年に1年生)同学年日本人形より可愛い女の子がいた。背も大きかったがいつも赤ちゃんのようによだれがけをかけてよだれを垂らしていた。しゃべったのを聞いた事はない。何ともなければ余程の美人であったろう。多分出産時の何かで脳に損傷を受けてあのようになったのだろうと想像出来る。そうでなかった事を感謝して竜馬伝を見よう。