持続する夢

つれづれにふと気づいたことなど書き留めてみようかと
・観劇生活はえきさいてぃんぐに・日常生活はゆるゆると

サマータイムマシン・ブルース2005

2005-08-06 23:50:45 | 演劇:2005年観劇感想編
ヨーロッパ企画・第18回公演 夏の陣(サマーフォーメーション)
『サマータイムマシン・ブルース2005』
劇場:アートコンプレックス1928
期日:2005/8/6
作/演出:上田誠
出演:石田剛太,酒井善史,清水智子,角田孝,諏訪雅(フライヤー前より5名列記) 他


意思疎通が図れているのか、いないのか。そんな、イマドキな若者の会話によって話は進む。大学の、SF研究会の部室では。頼りのクーラーのリモコンが壊れ、クーラーが発動できないらしい。客席にても、しばらく汗の止まらない今日この頃。深く同情いたします(笑)。

ただの日常かと思いきや。しょっぱなから巧妙な時間軸に捕われていたことを知る。タイトルどおり、タイムマシンによる、騒動の数々。どれも素朴に馬鹿馬鹿しく(←誉め言葉)。再演を繰り返しているだけあって、よく練られていて。役者陣の好演もあって、とても楽しい。
時間移動による混乱を。軽く揶揄されて笑いがおきる。ここまでで止めてくれても一向に構わないのに。とりあえずの解答を与えてくれる。なんて律儀な脚本家さん。過去と現在と未来を、上手くつなぐ手法(演出込み)が好き。多少の力技もあったけれど。安易なパラレルワールドを作り出さないことが、殊更好ましく。納得してあげようと思うのだ(←ナニ様ってくらい偉そうやな、ごめん)。
聞くところによると。今公演の直前に上演された『囲むインフォメーションZ』も秀作だったらしく。見逃したのが残念。しばらくは。作家兼演出家に惹かれて通ってみようと思う。そうこうするうちに、お気に入りの役者さんも出てきそうだし。

真夏の酷暑の京都にて観劇。劇団は、98年に同志社大学にてユニット結成されたとのことで。京都が拠点。この後、東京公演を経て9月に大阪に戻ってくるという。
それにしても。今日は暑かったぁ。天然でホットヨガができるかと思ったよ、本気で。気温高く設定された舞台の終演後。ひと雨すぎて、こころなし涼しくなっていたのが、また一興。
本作は。瑛太氏と上野樹里氏主演にて映画化され、今夏公開とのこと。ありゃりゃ、佐々木蔵之介さんが出てはるやん。