新潟の野鳥・フィールドノート

新潟で観察した野鳥を写真で紹介します.野鳥の日常生活に光を当てられたらいいなーと思っています.

海岸松林で探鳥

2015-01-09 09:29:56 | 新潟の探鳥地
 2015年1月8日,新潟市西区の海岸松林で探鳥.
 新潟県は,長い海岸線を持ち,その所々に砂浜が広がっています.砂浜の内側(陸側)には,冬の強風,その風が運ぶ砂から人家や農耕地を守るためにクロマツの植林が行われています.クロマツの砂防林は,人の手によって育てられ,守られてきました.しかし,今,そのクロマツに松枯病が広がっています.色々な対策が立てられ,実行されていますが,追いつかないのが実情のようです.時々出会う,下草刈りや枝下ろしをされているボランティアの方々には頭の下がる思いです.役に立つのかわかりませんが,林に広がるセイタカアワダチソウを何本か引き抜いておきました.
 林の小道を歩いてゆくと,「ズィー」という鳴き声.下草の間から小鳥が飛び出し,枝に飛び上がりました.枝の上を歩いています.ビンズイです.雪の少ない年は,海岸の松林などで観察することができます.

 ビンズイ 冬羽.


 クロマツの枝先に10数羽のシメの群れがとまりましたが,直ぐに飛んでいってしまいました.その後,しばらくは風の音しか聞こえません.さらに進んでいくと,カラ類の群れに出会いました.クロマツの天辺近くを飛び回っています.シジュウカラとヤマガラの群れで,アカゲラとコゲラも混じっていました.この日の松林は,種類,数とも少なく,寂しいかぎりでした.
 最後に会えたのは,カシラダカでした.「チッ」と鳴いて,枝にとまった4,5羽の群れでした.

 カシラダカ 冬羽。


カシラダカ 冬羽.


観察された鳥種は次のとおりでした.
キジバト,コゲラ,アカゲラ,モズ,オナガ,ハシボソガラス,ハシブトガラス,ヤマガラ,シジュウカラ,ヒヨドリ,メジロ,シロハラ,ツグミ,ビンズイ,アトリ,シメ,ホオジロ,カシラダカ,アオジ  


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