手話通訳者のブログ

田舎の登録手話通訳者のブログです。

手話通訳者の報告書

2015-01-09 23:04:42 | 日記
手話通訳者には、手話通訳終了後すみやかに報告書を提出する義務がある。
地域によって様式は違うが、A4用紙1枚程度。
手話通訳者によっていろいろだけど、俺の場合、いつもびっしり、記入する。
書かなあかんことは、たくさんある。
あるはずなんや。

ほとんど白紙状態で提出する通訳者は多い。
これはちょっと、違うんやないか。
忙しいのはわかる。
俺だって、忙しいわい。
それでも、書かなあかん。

通訳現場では様々なことが起こる。
あってはならんことが起こってしまうこともある。
なぜ、そういう事態になったのか。
反省が必要だし、
「今後、どうすればいいか。どうすべきなのか」
を常に考える義務が、手話通訳者にはある。

反省し、次につなげる。それは、通訳者個人が行えばいいことやない。
派遣者、つまり行政側にもきちんと報告して、今後に活かすデータとして蓄積してもらうべきや。



全日本ろうあ連盟の声明

2015-01-09 05:50:44 | 日記
http://www.jfd.or.jp/2014/06/09/pid12174

上記からの抜粋。
高松市外の場所への広域派遣を認めず、派遣内容が制限されるという高松市手話通訳者派遣実施要綱とその運用に問題があり、全国において「いつでも」「どこでも」「どんな内容でも」手話通訳派遣が受けられる制度にしていくための闘いでした。


そうなのだ。
裁判でもやらない限り、なかなか、変わらない。

だからと言って、諦めてしまうわけにはいかない。

上記、「要綱とその運用に問題があり」という部分に注目していただきたい。
キーワードは二つ。
①要綱
②運用
である。

手話通訳者派遣は法律に基づいて行われるのではない。各自治体が定めた要綱に従って実施されている。

実は、要綱というのは骨子であって、日本全国、どこへ行っても大差ない。
差が出るのは運用なんや。
運用とはすなわち、コーディネーターの力量そのものである。