手話通訳者のブログ

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変化する「聞く郎」

2017-05-04 08:18:31 | 手話
「へんか」ではなく「へんげ」と読んでいただきたい。

手話世界には「聞く郎」という妖怪がいる。
聞く郎は、手話講習会などで手話単語の質問を連発する。
「先生、まるで、って、手話で表してください」

聞く郎が勉強を続けて手話通訳者になると、変化する。
質問する相手は同業者(手話通訳者)である。
「手話言語条例についてどう思いますか?」
「全通研についてどう思いますか?」

生まれたばかりの聞く郎は純粋である。
質問を連発するのは、手話表現力を磨きたいという純粋な思いからだ。

しかし、変化した聞く郎はやっかいだ。
本当に質問したいのではなく、相手に挑んでいるのだ。

変化の聞く郎は相手にしない方がいい。


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