手話通訳者のブログ

田舎の登録手話通訳者のブログです。

聾者と聴者の間に壁はあるか

2015-01-08 20:55:23 | 日記
様々な考え方があっていいと思う。

「ある」と言えばあるし、「ない」と言えばない。

手話通訳者として無難に過ごしたいなら、
「うーん、難しい質問ですね」
などと難しい顔をして見せて、次の話題に誘導していくのが無難である。

しかし俺の場合、性格がそれを許さない。

「壁なんてありませんよ」
と常に言っている。

ある聾者から、
「あなたは聴こえる。聴こえない人の苦しみが解るわけないじゃない!無責任なこと言わないで!それでも手話通訳者なの?通訳者の資格、返上しなさい!!」
と猛烈な勢いで怒られたことがある。

手話通訳者の世界には、いくつか、タブーがある。
この話題も禁句である。
個人としては、何を話そうが、自分の考えを自由に言えばいい。
しかし、話をする相手が、自分を「手話通訳者」として捉えている場合は、避けるべき話題なのだ。




手話通訳者派遣制度の登場人物

2015-01-08 05:51:27 | 日記
聴覚障害者の中には、
「手話通訳者派遣申し込みは、一度もしたことがない」
という人もいるが、制度を使いまくっている人たちもいる。
この人たちを、俺は勝手に、パワーユーザーと呼んでいる。

手話通訳者派遣制度の登場人物は、三人。
(1)申込者=ユーザー(主に聴覚障害者)
(2)派遣者=行政側
(3)手話通訳者

パワーユーザーは、行政側にも、手話通訳者にも、様々な要求をする。
中には異常なほど口うるさい人もいて、手話通訳者として、正直なところ、
「じゃがまし!」
と言いたくなることもある。

しかし、制度の発展には、パワーユーザーの存在は欠かせない。

例えば、かつては手話通訳者の指名は一切、認められなかった。
少しずつ、認められる方向に動いてきたのは、パワーユーザーたちが行政側に、
「なんで指名でけへんのや!」
と何度も抗議してきたからである。




手話通訳者のブログ/報告とお礼

2015-01-08 05:47:10 | 日記
「手話・点字」カテゴリで6位に上昇しました。
読んでくださっているみなさんのおかげです。
ありがごうございます。

今後ともよろしくお願い申し上げます。