手話通訳者のブログ

田舎の登録手話通訳者のブログです。

壁をぶち破れ!

2015-01-30 05:31:55 | 日記
俺一人が騒いだところで、何かが変わるわけではない。
実際に、
「たいしさん一人が熱くなっても、何も変わりませんよ」
と冷笑されることもしばしば。
それでも、おかしいことは「おかしい」と声をあげる。
無視されても、敵視されて潰されそうになっても、声を上げ続ける。

声を上げ続ければ、何かが変わる可能性がある。

現実に、地元で、変わったことがある。

かつて、派遣者が手話通訳者に連絡する際、
「派遣センターです」
とのみ、名乗っていた。


あんたは“派遣センター”か。名前がないんか?
「・・・・・」


年に数回、手話通訳者に派遣者からファックスがくる。
このファックスも、発信者として「派遣センター」としか、書いていない。
返信ファックスをする時、必ず、
「発信者の個人名も書いてください。それが常識です」
と書いて返信した。



民間企業のことをイメージしていただきたい。
例えば、ヤマト運輸とか、佐川急便とか、電話をかけてきた場合、ほぼ100%、
「ヤマト運輸の鈴木です。お世話になります」
というような形で、自分の名前を名乗る。
名乗るのが当然なのだ。
なぜか。
責任を明確にするためだ。


わしら地元の派遣者は、今までに何度も、手話通訳者が送付した報告書を紛失している。
これは、大問題である。
なぜ、紛失してしまうのか。
担当者を決めていないからである。
「赤信号、みんなで渡れば怖くない」
という心理である。
担当者を決めずに、みんなでやっているから、何か問題が発生した時に、責任が誰にあるのか、まったくわからないし、自分たちもそれでいいと思っている。


何度も何度も何度も何度も言い続けて、ある日、派遣者から電話があり、
「派遣センターの○○です」

おお!
名乗るようになったやんか!!


このように、小さなことでも、コツコツと、諦めずに主張していくことが大切だと思っている。