業界では常識である。
もちろん、手話通訳を主な業務として働いている人たちはいる。
例えば、役所に常駐している「専任手話通訳者」などと呼ばれる人たちである。
でも、それはごくわずか。
しかも、嘱託職員だったり、パートだったり、実際に手話で稼いだ(こういう言い方をすると非難されがちだが)金で生活することは、まず、無理やろな。
会津若松市の市役所には4人の手話通訳者がいる。
しかも、4人とも正規職員。
これは稀有なエースや。
定年退職して手話通訳活動に全力をついやしている方もおられるが、これもごくわずか。
大部分の手話通訳者は、生活していくための仕事(手話とは全く関係ない仕事)を持ちながら、手話通訳活動もしているわけや。
だから、手話通訳者は人数からして全く足らへんし、毎日活動ができる人なんてごく一部やから、いかに不足しているか、わかっていただけると思う。