手話通訳者のブログ

田舎の登録手話通訳者のブログです。

蟷螂の斧/通研から横やりが・・・

2015-06-30 00:48:50 | 手話
横やりなんて言うと、また袋叩きに遭うが・・・
通研(手話通訳問題研究会)が口出ししてきた・・・


会長からメールが来た。
「念のため連絡しますが、通研のメンバーが参加したいそうなので、通研メンバーも一緒に参加してもらいます」


会長を呼び出した。


なぜ、通研に話したんですか?
「えっ・・・」
元々、T議員は、「当事者の話が聞きたい」と言っていたのです。
「そうだけど・・・」
だから、会長に声をかけました。
「うん」
それで、事前の打ち合わせで、会長の希望で、市ろう協の副会長と、事務局長も参加することになりました。
「その通り」
その上で、T議員了解の上で、市の担当課との仲介をしてもらい、話し合いの日程まで、決めてもらいました。
「うん」
ここで、通研のメンバーを勝手に参加させるなんて、T議員に失礼です。
「なぜ?」
なぜ???
「私たち市ろう協は、いつも、通研と一緒に活動しています」
それは知っています。でも、通研のメンバーも参加させるとなれば、T議員との事前打ち合わせとは全く違ってしまう。
「そうだろうか・・・」
通研には参加は遠慮していただきたい。どうしても、と会長がおっしゃるなら、会長が直接、T議員ともう一度、打ち合わせしてください。
「・・・・・」




手話通訳士実態調査事業報告書から/一ヶ月間に従事する手話通訳派遣数

2015-06-28 07:09:00 | 手話
http://www.jyoubun-center.or.jp/wp-content/themes/joubun/pdf/houkokusho/s-d8-pdf04-H21.pdf

P.47より
回答者の約半数が、「1~5件」。
わしらの地元もまあ、こんなもんや。


蟷螂の斧/T会長と話した

2015-06-26 06:54:44 | 手話
T会長に偶然会うことがあり、聞いた。

市の担当課と話をする機会ができましたが、何を話すか、決まっていますか?
「今月の役員会で決める」
わかりました。
「決まったら、連絡します」
今回、市会議員に動いてもらうきっかけになったのは、私とT議員が話し合ったことがきっかけです。
「・・・・・」
役員会に出席させてください。
「どうして?」
市の担当課と話し合いをすることになった経緯について、話をさせてください。
「僕から話すから、たいしさんに来てもらう必要はない」
・・・・・・


予想通りの答え。
まあ、市ろう協役員の中には、俺をひどく嫌っている人もいるしな。しゃーないか。




国立障害者リハビリテーションセンター学院手話通訳学科第22期卒業研究発表会要旨

2015-06-24 00:21:10 | 手話
2
日本手話における形容詞的な口型について
─その評価性と図像性─
笹 尾 未 喜
手話言語の非手指標識のひとつである口型には、音声言語からの借用に用いられるマウジングと、手話言語特有の口型であるマウスジェスチャーがある(Sutton-Spence & Boyes Braem 2001)。後者は文法標識や副詞として手話言語の重要な部分を構成していることが指摘されてきた。
日本手話のマウスジェスチャーには、本来的に動詞的な意味をもつと考えられる「ぱぴぷぺぽ」系の口型と、本来的に形容詞的な意味をもつと考えられる「あいうえお」系の口型がある。前者には特定の意味領域の動詞と共起する用法から「完了」などの文法標識への発展がみられるのに対して、後者は、さまざまな動詞と共起して様態副詞として用いられるとともに、文末に現れてモダリティ副詞としても用いられることが指摘されてきた(市田2005、大野2008)。後者の本来的な形容詞的用法の研究としては、高橋ら(2012)が初めてのものである。
高橋ら(2012)は、「ee/relaxed-mm(r-mm)/th/oo」に「aa」を加えた5種を取り上げ、それらが形容詞と共起した場合を考察して、5種のうち「r-mm/th/oo」の3種に「評価」の用法があることを指摘した。



論文は面倒だねえ。
要するにだ、手話で話す時、口はどうやって使うか。
2種類である。
① パピプペポ
② 口話

① はろう者特有のもの。
もちろん、ろう者だけではなく、手話通訳者も使う。

② は日本語そのもの。
ろう者と話す時、手話ができなくても、ゆっくり話せば会話できる。
これは、相手のろう者が口の動きを読み取っているから。
これを口話という。




蟷螂の斧/会長から返事が来た

2015-06-23 07:05:33 | 手話

「副会長と事務局長から了解の返事をもらいましたので、市役所での話し合いは予定通りの日程で大丈夫です」

やれやれ・・・
正直言って、物足りない気がする。T会長は調整型リーダー。
市の制度を改善するために動いていくなら、強いリーダーシップを持った会長がいた方がいい。
会員をぐいぐい引っ張っていくタイプの会長なら、もっと早く話が進むのだが・・・

ただ、当然ながら、T会長のような穏健派の、調整型リーダーにもいいところがある。
敵を作らない、ということ。
前会長のWさんは、強いリーダーシップで会員を引っ張っていくタイプだった。
しかし、Wさんと合わない人たちが大勢ろう協を去ってしまった。

人はそれぞれ、長所と短所を持ち合わせていて、
「こういうリーダーがよい」
という固定観念は持たない方がいいだろう。