手話通訳者のブログ

田舎の登録手話通訳者のブログです。

手話通訳者のブログ/報告とお礼

2015-01-22 06:22:20 | 日記
日記・雑談カテゴリで289位にランクインしました。
いつも読んでくださっているみなさんのおかげです。
ありがとうございます。

今後ともよろしくお願いします。

手話通訳者の仕事

2015-01-22 00:33:13 | 日記
手話通訳者に必要なのは、通訳技術だけではない。
知識と、それを活かす行動力が必要。

病院での通訳は多い。
公的派遣の3割ぐらいは病院での通訳と思っていい。
3割ってのは大雑把なところ。
この割合について詳しく知りたい方は行政側に問い合わせていただきたい。

さて、なんといっても、手話通訳者の力量が問われるのは、耳鼻科での診断、特に指定医師による障害等級認定に関わる診断時だ。

障害等級において、聴覚障害は最高でも2級である。
1級はない。
従って、何の知識もない申請者(聴覚障害者)と、何の知識もない手話通訳者が病院に行って診断書をもらい、役所に行って障害者手帳交付を受けると、2級の身体障害者手帳が交付される。
しかし、聴覚障害者の中には、少なからず言語機能障害の認定を受けられる人がいる。
こういう人は、1級になる場合がある。
2級と1級では違いが大きい。
障害者年金の金額が違うし、行政サービス等、受けられる公的補助も違う。
人によっては経済的に大変苦しく、年金でかつかつの生活をしていかざるを得ない聴覚障害者もいる。
申請者にこういう情報を提供し、支援していくのも、手話通訳者の仕事である。

ただし、ここは、行政側にも、手話通訳者の中にも、様々な考え方がある。
「手話通訳者は聴覚障害者の耳の代わり。その役割に徹するべきである」
と考える人から見ると、俺の考え方は「間違い」ということになる。

京都難聴者協会青年部のサイトに、上記の情報(聴覚障害者が1級になる場合があること)が出ているので、興味のある方はご覧ください。