高次脳機能障害者家族会・鳥取

事故や病気で脳に障害のある人とその家族,仲間のブログです。
定期的に例会を行い、賠償や年金などの相談も受けます。

■勉強会で話しました

2006-07-29 17:15:28 | 日々のできごと

高次脳機能障害がある人への理解やつながり作りを求めて、話をさせていただきます。地域に理解者を増やしてください。

7月28日の夜は、くらよし在宅支援センター アゼリアホールで、精神保健福祉に関わるみなさんとの勉強会がありました。いつも会員がお世話になっている方々です。

家族会の活動についてはもちろん、鳥取県内の高次脳機能障害専門外来やリハビリテーション病院の様子、地域での生活支援など。何より、家族会員のかかえるさまざまな問題、医療、福祉関係者への思いについては、精一杯お伝えしたつもりです。

重い高次脳機能障害者と一緒にいる家族は、長い、長い介護生活に疲れてしまうのです。でも、常に支えてくれる所や人があったら、在宅で一生暮らせるのではないでしょうか?

しかし、現実は・・

退院後の認知訓練であった病院でのグループ活動も、医療制度改革でできなくなりました。小規模作業所も、少ないスタッフで運営されるところが多く、受け入れは厳しい、精神科でのデイケアでは、多くの人と一斉活動ができないと受け入れられないと言われ、結局、個別対応が必要な方には行ける場所もありません。「心の支援」も必要です。

もっと在宅での生活支援に、必要な資源を回してもらえないものでしょうか

どんな病気や障害があっても、地域で支え合える関係が欲しい!と切実に願います

 

 


★大雨の被害はありませんか?

2006-07-22 00:57:02 | 日々のできごと

このたびの大変な雨で、あちこちに被害が出ていますが、家族会のみなさんは大丈夫でしょうか?特に島根県の仲間が心配です。松江では道路が冠水していたとのメールをいただきましたので・・

 

19日は東部地区の例会でした。

新しい方が参加されました。交通事故から6年目とのこと。ご家族は「高次脳機能障害という言葉だけは聞いていたが、どういうことかよくわからず、こんなに大変とは思わなかった」と、これまでの出来事をかいつまんで話されました。ご本人は「働きたい!面白いことがしたい!」と意欲的なのですが・・

この日は、船岡町の仲間のうちに泊めていただき、20日に智頭町の会員宅を訪問しました。県内とはいえ、初めて訪問する地域で、とても興味深いことがたくさんありました。

午後、鳥取医療センターでのケア会議に東部支部長と参加。入院されている方々にお会いしてから帰宅しました。

 


◆聞き取りにみえました!

2006-07-13 01:08:37 | 関連情報

12日、「相談センターこりん」(水曜日のみ開設)へ、鳥取県障害福祉課の方が二人お見えになりました。

2時間たっぷり、家族会として、高次脳機能障害の現状や願いを聞いていただきました!

今後の福祉サービスや障害者福祉計活などのために、県が『生活ニーズに関するアンケート』を行っています。

身体障害、知的障害が対象だそうで、高次脳機能障害のある人たちが多く取得している精神障害については、病院からの調査となっているようです。すでに記入された本人・家族がおいでと思いますが、十分にニーズを伝えられるアンケートでしたか?

高次脳機能障害のある方の状況や必要な支援は、個々人によってかなり異なっていて、なかなかこれが有れば・・というサービス内容がむずかしいのですが、常に安心できる見守りや介助の体制は必要ですね。この先、高次脳機能障害者のニーズに合ったアンケートを考えていただけるとのことですので、その際は協力をお願いします。

 

また、かねてより県が計画してきた「受診サポート手帳」は進んでいるようで、もう少ししたら利用できそうです。

いろいろな医療機関に行った時、いつも、いつも家族が、過去の病歴・事故歴、損傷の程度、注意していただきたい点などを医師に伝えざるを得ませんでした。今後はサポート手帳があることで、見ていただけばかなり分かるようになると思い、期待しているところです。

 


(*_*)むしあつ~いですね!

2006-07-11 00:45:45 | 日々のできごと

 台風のせいか、不安定な天気ですね。

高次脳機能障害のある本人たちが、梅雨時のしめった気候では、頭がスッキリしないとよく話しています。

また木の芽どきや寒くなった頃にも、脳の回路がうまくつながりにくいようで、記憶に混乱が起きたり、体調管理がしにくいようです。

温度差に弱い高次脳機能障害??

と、いうことで、とうとう米子市角盤町の「相談センターこりん」に、エアコンを付けました! 

いつも快適な温度を維持できるようになった「こりん」へ、お出かけください!水曜は必ず、役員や当事者が常駐しています。(他の日でも利用は可能ですよ)

少ない会費の貧乏家族会がこんなことができたのは、近所の電気屋さんが窮状を察してサービスしてくださったお陰です!

マツカ電気さん、ありがとうございました

 

さて、疑問??

脳内環境は、気候によって血流が悪くなったり、急に多くなって酸欠になったりするのかもしれません。そのために情報ネットワークのシステムに混乱が起きる・・?

そこら辺のことがよく分かる方がありましたら、どうか教えてください!

 

 


●鳥取県主催の研修会です

2006-07-08 02:36:44 | 障害者自立支援法
障がい者相談支援セミナー2006 
       (鳥取県のホームページより引用しています)
 

平成18年4月に障害者自立支援法が施行され、障害者に対する相談支援について、一般的な相談支援が市町村、専門的・広域的な相談支援は県の役割とされました。 
障害者自立支援法における新たな制度の円滑な運営のためには、障害者に対する相談支援の充実が不可欠であり、その点に関する関係者の理解を深めるため、「障がい者相談支援セミナー2006」を開催します。

 日時: 7月23日(日)  午後2時~5時25分

 場所: 米子コンベンションセンター 国際会議室        

 参加者: 県・市町村職員、相談支援事業者、一般

 内容:
 (1)基調講演
    演題   「障がい者の地域生活と相談支援」
    講師  福岡 寿氏
(北信圏域障害者生活支援センター所長)

  (
) シンポジウム
   テーマ     「相談支援事業は地域の要 

               ~事業者の取組み~」
パネリスト:

*護田 裕子氏 (障害者支援センターしらはま相談主幹)

*美舩 智代氏 (倉吉市障害者地域生活支援センター所長)                           

*中島 哲朗氏 (とっとり障害者就業・生活支援センター所長)
                             

*助言者:福岡 寿氏(北信圏域障害者生活支援センター所長)                           

 

 司会:吹野 英明氏

    (鳥取県福祉保健部障害福祉課地域生活支援室長)                   

 今後、高次脳機能障害のある方への支援がとても気になる時節ですので、都合のつく方は、ぜひ参加して情報を得てください。


■家族会はピア・ヘルプで・・

2006-07-04 02:26:29 | 例会・勉強会

7月2日(日)に、広島県の家族会-脳外傷友の会「シェイキングハンズ」主催の研修会に行きました。

参加されていた家族会ー広島のみなさんは多数、岡山・島根・山口・福岡・香川からは代表や関係機関の方がおいでになり、お互いの活動状況を話し合いました。

テーマは『家族会のあり方』

家族会の活動は、それぞれの地域の方法や、人材などによって大きく違っています。うらやましいやり方だなと感じる所はたくさんあります。活動が活発になると事業の方が忙しくなり、初期のように、ゆっくり話し合う時間が減って、仲間が参加しにくくなることもあるようです。

やっぱり家族会はお互いがサポート役になって支えるしかない

その事によって不安感が減り、『元々持っている生きていく力』が充分に発揮されるものだと、これまでの仲間たちで感じています。さらに今よりもう一歩、高次脳機能障害への理解者を広げていきたいですね。

 

11月には倉敷で、日本脳外傷友の会の全国大会があります。多くの方が参加されて、全国の仲間の顔に、直接出会って欲しいと願っています。