高次脳機能障害者家族会・鳥取

事故や病気で脳に障害のある人とその家族,仲間のブログです。
定期的に例会を行い、賠償や年金などの相談も受けます。

●推薦本「Q&A 脳外傷」

2007-02-23 02:06:03 | 関連情報

NPO法人・日本脳外傷友の会が編集された本を推薦します! みなさんの疑問や不安に答えます

題名:『Q&A脳外傷 』第2版-高次脳機能障害を生きる人と家族のために-(2007年2月刊)  

定価:1470円(税込み)

①脳外傷とは何かー・高次脳機能障害とは? ・てんかん発作との関係は?

②医療と社会保障ー障害者手帳や公的年金制度について

③リハビリ・家族ー訓練方法・就労支援・家族会など

④世界の状況ーアメリカ・イギリス・オーストラリアなど

家族会として取り寄せますので、希望される方は早めにご連絡ください。 (ブログのコメントに入れていただくか、直接お電話を!)

 


★3月の例会案内

2007-02-22 03:04:07 | 例会・勉強会

     第3回「かぷりあ祭」開催!

3月10~11日(土・日) 両日とも9:30~ 

会場 ・米子市文化ホールでは映画上映など。

           ・米子市男女共同参画センター(米子駅前サティ4階)では、

             展示・販売・交流・フリーマーケット・相談など。

家族会は4日から10日まで「パネル展示」 
  (障害者作業所「しえすた」手作り・布製のすてきなもの!) で参加します。 

ぜひ出かけて、いろいろな活動をお楽しみください!

 

 3月・各地区定例会のご案内

中部地区 ◇3月3日(土)13:30~

              ◇倉吉市生活支援センターぽかぽか 

西部地区 ◇3月18日(日)13:30~

              ◇米子市 ふれあいの里

東部地区 ◇3月28日(水)13:30~

              ◇障害者福祉センター 厚和寮

 東部地区は第3水曜日が「春分の日」なので、第4水曜に変更します。

また会場もいつもの「しらはま交流センター」ではなく、近くの「厚和寮」になリます。

お間違えの無いように

 


▼米子の「わらい市」へどうぞ!

2007-02-15 01:54:04 | お楽しみイベント

 昨夜は大風が吹き荒れ、騒がしくてなかなか眠れずにいたら、いつのまにか朝になっていました。  今日は道路のあちこちに、風で吹き飛ばされたモノが散乱していましたよ

 

ご案内  2月24日(土)久々に「わらい市」に出店します。

商品も取りそろえました。会員手作りのモノもあります。

特に今回は、広島県の家族会「シェイキングハンズ」の仲間が手作りされた、とってもおいしい【みかんジャム】を取り寄せて、数量限定で販売します。この季節しかありません!

また「わらい市」のご案内が、前日の2月23日(金)夕方6時からの、鳥取ローカル「まるごとワイドとっとり」で放送されます。
いつも商店街で唄っていただいている永井さんが生出演されます。

 


◆家族も脳のトレーニング!

2007-02-12 17:43:45 | 例会・勉強会

2月11日・西部地区の勉強会をしました。1月からの連続講座です。 

講師として大山リハビリテーション病院から室長、OT2人、ST1人で計4人。 分かりやすくパワーポイントと資料も用意していただき、ありがたかったです。

 前回は高次脳機能障害全体の話-脳の認知機能。前頭葉、頭頂葉、側頭葉、後頭葉、それぞれの連合野としての働き。そしてかの有名な(?)「フィアネス・ゲイジ」という人の脳の損傷と性格の変化についてでした。

 今回はその続き-前頭葉機能障害についての勉強です。

①注意の障害 ②遂行機能の障害 ③性格・情動の変化について細かく聞きました。 家族会のみなさんが生活の中で気づくことばかりです。注意力に障害があると、記憶がしにくかったり、情報を取り出しにくいということがあるのです。

ではその注意力をどうやって高めていくか-訓練用のプリントを家族も一緒にしました。 ウ~ンなかなかむずかしい! 情報を一度に何種類も考えるのは大変疲れます。

脳を損傷している当事者が、こんな情報処理を日常的に行うことの大変さを痛感しました。

 その後、参加者の質問も受けながら、リハビリの場面でどう対応しているか、意欲を高める方法は? など話し合いました。

少しでも良くなっていくことに希望を持って、できる事に挑戦していきたいと思います。

  


●紹介-情報がいっぱいのホームページ

2007-02-10 19:42:00 | 高次脳機能障害

「大阪脳損傷リハビリテーションネットワーク」http://www.gulf.or.jp/~yuter/index.html のページには、脳損傷についての情報が満載です。リハビリテーションについてや福祉制度、生活での対応なども詳しく載っています。 

特に【脳損傷の知識】としてオーストラリアクイーンズランド脳損傷協会の情報はとても参考になります! ぜひご覧ください!

 

 高次脳機能障害に対する情報はどんどん広がっています。

医療や福祉関係者、当事者・家族などのさまざまな実践の積み重ねによる情報が、国内外を問わず増えています。

可能な限り、家族が知識を得て、日常的な対応で生かしていきたいものです。

 


▼特別医療費助成の見直しについて

2007-02-10 02:04:01 | 関連情報

 鳥取県が、特別医療費助成制度の見直し(案)についての意見募集をしています。詳しくは以下のアドレスへhttp://www.pref.tottori.lg.jp/dd.aspx?menuid=39444

期間は平成19年2月1日(木)~平成19年3月2日(金)まで。どんな意見でも構いませんので、送ってください。

先日、説明会に出かけてきました。具体的には、

①乳幼児の通院に係る助成について、小学校就学前まで拡大(助成対象の見直し)すること
②所得の低い方を除き、一定以上の所得のある方については助成の対象外とすること(所得制限の導入)
③現在医療費の負担が無料となっている障害のある方についても、低額な月額負担上限額を設定し、無理のない範囲で負担していただくこと(一部負担金の導入)

④入院時食事療養費標準負担額(入院中の食事代)の助成を廃止すること

  以上は大まかな事ですが、収入によって上限額が違うこと、また個人が通う病院数、薬局数でも額が増えることなど細かく案が示してありました

 やはり、いずれは自己負担が増えるようですね。会場からは、「障害者自立支援法でも1割負担となったのに、この上収入の少ない人ばかりから取らないで!」 「就労支援が進んでいないのに、負担ばかりでは無理だ!」という声が挙がっていました。

特別医療費の助成は県と市町村の負担となっており、自立支援医療を利用していただくと、国の負担割合があり、できるだけこの制度を利用して欲しいとのことでした。

ややこしい制度になってきたため、わかりにくいかと思いますが、支払う金額だけではなく、税金が有効に利用できる方法を選択していきましょう!

 


☆自賠責保険について

2007-02-06 00:55:09 | 高次脳機能障害

「自賠責保険における高次脳機能障害認定システム検討委員会」の報告書がとりまとめられました。検討委員会の座長は、神奈川リハビリテーション病院・大橋正幸先生です。(鳥取県にも講演に来ていただいた事がありますよ!)

19年4月から見直し後の認定審査となるようです。

主な内容は、

①事故直後に意識障害の有無に対しての調査様式の改定

②子どもが被害者の場合、的確な情報収集ができる調査様式の作成

③脳外傷による高次脳機能障害について被害者・医療機関への啓発

④画像で脳外傷を確認できないケースについては医科学的に採用困難、定期的な検討を継続  

国土交通省のホームページに詳しく紹介されています。http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha07/09/090202_.html

報告書(PDFファイル)http://www.nliro.or.jp/service/jibaiseki/tyousa/houkokusyo.pdf

ご不明な点は一緒に勉強していきましょう!

また現在、賠償などを闘っている方はお知らせください。 

 


●例会の報告

2007-02-04 14:30:48 | 例会・勉強会

2日はたくさん雪が積もり、雪かきしないと車庫にも入れなくて・・疲れました。

今日は、なんて暖かい!雪も一気に溶けるかな?

 

3日(土)中部地区の例会に新しい方が参加されました。

交通事故で重い障害を負われたご家族。何度もの手術の様子、看護される家族の生活、裁判の問題、利用できる福祉制度のことなどを話し合いました。

そこには、なんと、入院中に同室だった方も参加されていたのです。久々の出会いに懐かしそうでした

参加されていたみなさんが、気持ちを受け止めてくださり、またこれまでの経験で得た情報などをアドバイスをされました。  

『これから一緒に生きていきましょうね!

 


■新しい本を推薦します!

2007-02-01 02:59:52 | 高次脳機能障害

最近は高次脳機能障害に関する本がたくさん出版されています。それらを全て学ぶのは容易ではありませんが、この本だけは読んでいただきたいと思います。

当事者や家族とかかわってこられた経験により、具体的な対応が分かりやすく書かれています。特に、苦慮しがちな家族がどういう心構えでともに生きていくのか、また支援者の真剣な向き合い方も示されています。

【高次脳機能障害 どのように対応するか】

著:橋本圭司 出版:PHP研究所

新書版 価格:777円(税込み)

内容

「突然人が変わったように暴力をふるう」「誰かが促さないと何もしようとしない」「言われたことをすぐに忘れてしまう」―脳梗塞や脳出血、交通事故などで脳を損傷した後、さまざまな問題を引き起こす高次脳機能障害。しかし一見、障害とはわからないため、医療や福祉の専門家でもこの障害に対する理解は十分でない。高次脳機能障害とは何か?全国で三十万人にものぼる患者をどのように支援すべきなのか?正しい評価と診断、家庭と社会の適切な対応によって、症状は必ず改善する。

目次


第1部 高次脳機能障害を理解する(高次脳機能障害とは
     高次脳機能障害の診断と症状
     高次脳機能障害は精神病か
     高次脳機能障害者の社会的立場)
第2部 日常生活の向上につなげるために(家族・周囲の心構え
     高次脳機能障害のリハビリテーション
     高次脳機能障害への対応法
     社会復帰までの道のり)       
(セブンアンドアイより引用)