高次脳機能障害者家族会・鳥取

事故や病気で脳に障害のある人とその家族,仲間のブログです。
定期的に例会を行い、賠償や年金などの相談も受けます。

●会報No.15発行!

2006-09-28 22:05:07 | 関連情報

 新しい会報を、会員のみなさまや関係機関、そして全国の家族会などに送りました。すると、あちこちから反響がありました。

会員からは「会報を読んで、高次脳機能障害の状態や、辛いのは自分の家族だけではないということもわかり、とても励まされた。これからもがんばります!」

また、あの中のNさんの文を、「日本脳外傷友の会」の記念誌に載せたい!というお話も来ています。家族の思いを、理解して頂く機会が増えるのは、とても有り難いことです。

 

10月からは「自立支援法」の全面施行となります。

障害程度区分・審査会による支給決定と、介護給付・訓練給付など新サービス体系への移行が予定されています。

今まで以上に、自立が厳しくなるのでは?と心配される面もあります。

心配なことを家族だけで抱えないで、一緒に考えていきましょう!

 

 


★仲間と遊べる商店街!

2006-09-25 00:41:10 | 日々のできごと

9月23日は、第4土曜日恒例の『笑い市』に加えて、別の商店街での「戸板市」が行われ、親子連れなどでにぎわいました。

家族会の店 『こりん』もまたまた戸板1枚分の参加。

応援に来てくれた当事者たちは、歌う方に加わってステージで(といっても、アーケード内の石段ですが)唄ったり、仲間同士であちこちお出かけしていました。安心して遊べる商店街でした。

そこにステキなパッチワーク商品のお店がありました。出店者を聞いたら、なんと、家族会員でした

趣味だそうですが、「リハビリにもなるし・・頑張って作ってみる」とのこと。商品を増やして、来月も出店されます。

みなさん、お出かけになリませんか。

 


▼11月 倉敷へ行こう!

2006-09-18 01:40:01 | 関連情報

脳外傷友の会の全国大会が11月3日、4日と倉敷で開催されます。鳥取家族会は準会員として一緒に活動しています。

3日・18時からチボリ公園内のホールで、当事者と家族の交流会が行われます。全国の仲間に会えますよ! 元気を分け合いませんか!

 

4日は川崎医療福祉大学で講演・シンポジウムがあります。

高次脳機能障害モデル事業の成果と今後の地域生活を中心に、これまで関わってこられた先生方がいろいろと話されます。また各地の家族会活動の発表もあり、私たちの参考になると思います。

ぜひ、みんなで参加しませんか

 

17日の西部家族会で、みなさんに資料を渡しそびれました。できるだけお届けできたらと思います。

なお、参加〆切が9月30日ですので、早めにご検討下さい。

 

 


■渡辺教授に感謝!!

2006-09-17 02:25:59 | 日々のできごと

 大型台風が近づいているし、明日17日の西部家族会は参加者が少ないかも・・  ちなみに東部地区は20日が例会です。

 

16日(土)鳥取大学で行われた「健康フォーラム」に参加しました。

「高次脳機能障害専門外来」を開設して頂いている脳神経外科・渡辺高志教授のお話を聞きました。硬膜下血腫、脳腫瘍、動脈瘤、くも膜下出血などについて画像を使って、手術前と後の様子等を分かりやすく話されました。

精神科の病気ではないかと思っているものの中に、実は脳外科手術で良くなるものがあるということでした。MRI検査を受けておいた方がいいかも・・

くも膜下の危険因子として、喫煙とアルコール(毎日缶ビール1本)があると、それをしない人の15倍の危険があると聞いて恐ろしくなりました。タバコはいいことはない、病気になる人が減れば医療費は下がるのに、国が売っているのはおかしいと。 そうですよね!

また高次脳機能障害については、リハビリの必要性、代償手段の獲得、また医療者がきちんと伝えることなど。 そして、社会的な理解と、それを行政が支える事の必要性を話されました。 会場のみなさんには伝わった事でしょう。ありがとうございます 

 

渡辺教授のところへは、県内外からたくさんの方が受診されています。みなさんが、教授の暖かく真剣な対応に感謝されていますが、今回も受診された方から感謝の言葉を頂きました。

「診察をされる時、高圧的な態度ではなく、とてもやさしく聞いてくださり、(ということは、今までの先生はよほど冷たかった?)  その場であちこちに連絡を取られ、真剣に私たちの今後のことを考えてくださいました。
高次脳機能障害なのでリハビリが必要である、どこまで良くなるとはハッキリ言えないが、リハビリをすればもっともっと良くなるから、『一丸となって頑張りましょうと言ってくださったのです。 あんな真剣に向き合ってくださる先生はいなかった! だから私も、家に連れて帰って(入院中なので)頑張ろうと思います!」とのことでした。


私までうれしくなって、涙が・・ 

 

 

 

 

 


●精神保健福祉手帳について

2006-09-15 02:00:27 | 障害年金・障害者手帳

【対象者】 一定の精神障害があり、長期にわたって日常生活または、社会生活への制約(障害)がある方に交付され、障害の程度に応じて1級から3級までの等級がある。

【申請手続き】 障害年金を未取得で、障害者手帳の申請を行う場合、申請書、診断書が必要。  ただし医師の診断書は、初診日から6ケ月以上経過した時点のもの。

障害年金が取得できている場合は、申請書、障害者年金証書、直近の振込(支払)通知書と印鑑があれば申請できる。

【注意事項】 申請は本人がすることになっっているが、家族や医療機関などの職員がこの手続を代わって行うことができる。

この手帳の有効期間は2年。更新をしなくてはならない。なお、手帳の有効期間内であっても障害の状態に変化があった時には、障害等級の変更の申請をすることができる。

 

精神障害者保健福祉手帳で利用できる主な制度

(市町村によっては独自な制度を設けている場合もある)

    ホームヘルパーなどの在宅福祉サービス、施設利用サービス

    所得税、住民税、相続税、贈与税の優遇措置

    自動車所有税。自動車税の免除(1級で、自立支援医療受給者証を持っている人で、本人が通院などのために運転する自動車、もっぱら本人の通院などのために生計同一者が運転する自動車も対象になる) 

    生活保護世帯における障害者加算

    公営住宅への優先当選率

    交通機関(定期バス・公営バス)の運賃割引

    携帯電話料金の割引

    障害者法定雇用率の適用

    失業保険の障害者期間の適用

    NTTの番号案内無料(事前に手続きが必要)

 ・ 公共の文化施設・体育施設・観光施設の減免

 

 


◆障害年金の取得について

2006-09-10 03:08:37 | 障害年金・障害者手帳

「高次脳機能障害」の診断、障害年金の申請をされる方が増えています。しかし相談窓口や医療関係者が制度に無知であると、家族が奔走せざるを得ない状況です。しっかり理解しておきましょう! 

 

       障害年金申請の手続きについて

障害年金は、病気やけがにより初めて診察を受けた日から1年6月を経過した日、またはその期間中で障害の状態が固定した日(障害認定日)に納付などの条件を満たしていれば申請できる。

初診日が20歳前なら、保険料納付要件に関係なく20歳から申請できる。

まずは、住所地の市町村役場、又は社会保険事務所に必ず相談に行くこと。

 

(1) 障害年金の請求書類を住所地の市町村役場、又は社会保険事務所でもらう。

(2) 医師に診断書を作成依頼。 (精神科医師でなくても書けるが、生活上の問題をしっかり医師に伝えることが重要)

   ・診断書の初診日が重要!

    発症から年数が経って、救急時の病院と診断書の病院が異なっている場合は、障害との因果関係を説明するために、始めの病院の受診証明が必要となる。

  ・医師の診断書、作成日から3ヶ月以内に役所に提出しないと無効になる。

(3)交通事故の場合、第三者行為事故状況届も必要となる。(事故証明、示談書の写しなど)

(4)病歴・就労状況等申立書を家族が申立人になり、作成する。 (生活上のできごとをしっかり把握して、用紙に書ききれない場合は追加していく)

(5)国民年金・障害年金請求書に年金が振り込まれる口座番号を記入。厚生年金と国民年金をかけていた状況を記入。

 

 

 


★急に寒くなり、長袖が・・

2006-09-07 00:49:32 | 日々のできごと

 明日からはまた暑くなりそうですが・・

高次脳機能障害の息子は、とても暑い日に帰宅すると、クーラーで一気に冷却していますが、体感温度が弱いのか、設定したことを忘れるのか、さむ~くなった部屋でフトンにもぐり込んで寝ていることがあります。体調もですが、電気代も気になって「バカ!何やってるの!」 こんなことありませんか?

 

今月中に[会報No.5]を発行予定です。

今、頂いた原稿の打ち込みをしています。9月3日の研修会の様子はここでお知らせします。

また9月13日には、鳥取県として、今後の高次脳機能障害支援体制をどうしていくかという検討会があり、役員4人体制で臨みます

 

 


◆9月の家族会に集まろう!

2006-09-02 22:00:40 | 例会・勉強会

    例 会 の ご 案 内

東部地区― 9月20日(水)  しらはま交流センター 13:30~          

西部地区― 9月17日(日)  ふれあいの里   13:30~ 

中部地区は9月3日の研修会を例会とします

 

 

【家族会として行っている相談事業から】

個々の障害や環境は異なっており、必要なこともさまざまですが、共通と感じる部分もあります。たとえば、

①家族会に出会い、話を聞き合う仲間がいたこと。

②医療やリハビリテーションを継続できること。

障害者手帳や年金の取得、成年後見制利用ができたこと。

就労支援、日中の居場所、在宅支援サービス利用が決まったこと。  などで、相談も一段落でほっとします。

 長い間、障害についてよく分からず、(医療者からも、高次脳機能障害についての詳しい説明は無く、家族会につながることを誰もすすめていない)家族だけで頑張って来られたという方からの相談には心が痛みます。ご本人も話せるところがないと苦しいと思います。

まだまだ、高次脳機能障害への理解が進んでいない現実です。明日の支援研修会などが、啓発の一助になれば願います。