高次脳機能障害者家族会・鳥取

事故や病気で脳に障害のある人とその家族,仲間のブログです。
定期的に例会を行い、賠償や年金などの相談も受けます。

会報No.25発行しました!

2009-03-27 15:47:41 | 関連情報
もうすぐ、今年度が終わります。
家族会の事業も、何とかやりきることができました。
相談では、以前は医療に関することが多かったのですが、
最近は、制度利用をはじめとする生活相談が多岐に渡っています。

会報には、「若年性認知症を知る会」や「地区別研修会」の報告を載せています。
またやっと注目されだした「子どもの脳損傷」について、広島の高田さんの書かれたものを転載しています。

嬉しいお便りが何件もありました。
高次脳機能障害のある本人の就労が決まったこと、子どもさんが進学をされたこと、家族の病気を支えたいからと、セラピストを目指すという方もありました。



障害者年金の更新について

2009-03-24 00:09:51 | 障害年金・障害者手帳
事故や病気で高次脳機能障害になり、一年半くらいで、精神の障害として年金の申請をされたと思います。

きっとその時は、精神科の医師に診断書を書いてもらわれたのだと思います。

その後ずっと更新手続きがあり、社会保険庁から、更新月に用紙が届きます。

更新期間は人によって異なるようで(基準がよくわかりませんが)一年の人もあれば、五年の人もあります。

この更新に診断書がずっと必要なために、脳神経外科や内科を受診されていても、さらに精神科の定期受診が必要です。
医師としても、定期的に診ていない場合、書きにくいようです。

現在受診されている機関でうまく行かない場合は、医大の専門外来をお尋ねください。


なお、身体障害者年金の申請は、この方法とは異なります。受診されている先生に御依頼ください。


高次脳機能障害者の制度利用の複雑さには、ほんとにみんなが困っています!
機能改善が進むことはあっても、障害の完治はむずかしいのに!?
制度は使いにくく、生きにくいですね…

不快な体験をされた方、ご意見をください!

石井雅史さん、橋本先生が今週土曜日、テレビに登場!

2009-03-19 23:36:46 | 関連情報
高次脳機能障害リハビリの結果、北京パラリンピックで、
金メダルを獲得するまでに回復された石井雅史さんが、
今週土曜日、日本テレビに登場されるそうです。
(山陰地方で見ることが可能かどうか分かりませんが・・)

番組名 The Moments特別版~今を生きる男たちのメダル物語~

放送日時 2009年3月21日(土) 10:30~11:25

放送局 日本テレビ系列局(全国)

出演 石井雅史選手・藤田征樹選手・伊藤智也選手、他


番組では、石井さんのリハビリを担当された橋本圭司先生も、
インタビューで登場されるようです。
ぜひ、ご覧ください。

4月の定例会・交流会

2009-03-17 02:05:59 | 例会・勉強会
●全県交流会として、
 今年も昨年同様、岡田農園にイチゴ狩りに出かけます。

岩美町の岡田農園さんは、ふだん、いちご狩りは受け入れをされません。
会員としてのご厚意ですので、会員のみの参加となります。
事故で高次脳機能障害となられた息子さんと、一緒にしようと
頑張ってこられた農園です。
息子さん亡き後、ご家族で大きな農園にされ、家族会も支えられています。

日時: 4月 19日(日) 11:30岩美町文化センターに集合

会場、費用、持ち物などは また詳しくご案内します。
昨年同様、バスを借りて行きますので、西部、中部のみなさんはご利用ください。
            
     
●中部地区 日時: 4月 4日 (土) 11:00~
         会場: 道の駅「大栄」 (会費1050円が必要です)


中島惠子先生の新しい本が出ます!

2009-03-17 02:03:25 | 高次脳機能障害
<新刊のお知らせ>

3月27日、三輪書店から
「理解できる高次脳機能障害」の本が発刊されます。

多職種の壁を破る本(共通理解ができる本)をめざして書きました。
高次脳機能障害の入門書です。

関心のある方にご紹介いただけると幸いです。

帝京平成大学 健康メディカル学部 臨床心理学科
                     中島 恵子

中国ブロック研修会の報告

2009-03-10 02:38:33 | 日々のできごと
3月7~8日、出雲市にある島根県立短大で行われた中国ブロック研修会。

7日は白山靖彦先生、丸石正治先生、高橋幸男先生の講演。
どの話も、支援の現場にいるから分かる、とても重要なものでした。

特に白山先生が話された【ご家族の支援を明確にする】ということ。
高次脳機能障害者への長期に渡る支援では、家族全体の生活支援が重要だということ。
それは本人の安定に欠かせないことです。
私たち家族会では、以前からその事はよく分かっていますが・・


8日は中国ブロック5県の活動状況報告・課題などが話されました。
各県とも、拠点・家族会とも頑張っています。
島根県では7圏域に分けての支援体制です。
この生活を重要視したやり方は、医療の1拠点型の鳥取県とは異なり、より実効的かも知れません。


「若年性認知症を知る会」の報告

2009-03-10 02:13:17 | 日々のできごと
3月1日に行った【若年性認知症を知る会】は、「元気をもらえた」「本人たちと会えて良かった」「この地域で私の老後も安心!」と言う声が届きました。

森望美先生の講演では、認知症の医療的な面だけではなく、本人、家族の心の問題、生活支援の点からも話されました。
やはり、地域に根ざした支援をされている先生ですね。

コリンズの歌と演奏【治りかけの頭脳】【明日があるさ】
練習の甲斐があって、良かったですよ!
花束までいただき、ありがとうございました。

そして大分からおいで下さった足立昭一さん、由美子さんご夫妻と家族の会の方々。(写真)
足立さんの【負けないぞ!】のメッセージで、会場はあたたかい涙と笑いに。
負けずに、鳥取県でも頑張っていきましょう!

募集しています!

2009-03-09 03:40:03 | 関連情報
鳥取県の高次脳機能障害支援コーディネーターの募集が出ています。

鳥取県の拠点機関である、鳥取大学附属病院〈米子〉に所属となるものです。
私たち家族会にとって力強い支えになるように、つながっていきたいものです。


期間は、16日までの公募とのことです。
詳しい内容は、ハローワークでお尋ねください。


最近のご相談から

2009-03-07 03:02:35 | 日々のできごと
〈医療費の問題〉
40歳以上で脳卒中になった人の場合… 身体障害がある場合など、すぐに介護保険での対応となり、介護サービスにはつながります。

では、高次脳機能障害はありませんか?
記憶や注意、遂行機能などの認知障害があり、生活する上で問題が起こっていませんか? 
医療費は3割負担ではありませんか?
高次脳機能障害の場合は、器質性の精神障害として自立支援医療の対象となり、この部分のみ、医療費が原則1割になります。(世帯の所得や疾病等に応じて、自己負担上限月額を設定・・このややこしいやり方を何とかして欲しいのですが)


また鳥取県では、障害者手帳での等級が重い場合は特別医療の対象になり、さらに自己負担は少なくなります。(収入が多い場合はだめですが)

制度の利用には、高次脳機能障害(器質性精神障害)の認定が必要です。(他の状態として認定される場合もあります)
医大の専門外来や、行政機関にお尋ね下さい。


〈障害者年金の問題〉
脳卒中の後遺症として高次脳機能障害があっても、身体障害が軽いから無理だと諦めていませんか?

高次脳機能障害は脳の障害ですから、異なる基準で対象になります。

他にも使える制度があります。
保険掛け金免除などの場合もあります。

思いがけず障害になられ大変でしょうが、早めに家族会にご相談ください!