宗男日記から

ムネオ日記から、

２００７年２月１４日(水)
　民主党が昨日、参議院北海道地方区で新党大地副代表の多原(たはら)香里(かおり)さんの推薦を正式に決定して下さった。心からお礼申し上げたい。７月の選挙に向けて、大きな弾みのつく、タイミングの良い推薦だ。自信を持って戦っていきたい。
　また、北海道知事選挙に立候補する予定の荒井(あらい)聰(さとし)さんから、昨日衆議院予算委員会での質疑を終えたとの連絡があった。予算委員会はテレビ中継が入るので、各党とも力の入るところである。荒井さんも総理に質問する機会を得られて、大変満足そうだった。
　国会のルールとして、会派に所属していないと委員会等での質問時間はとれない。予算委員会での質疑を終えたので、荒井氏の当初からの希望通り民主党籍を離れて無所属となり、真の道民党、道産子党として戦いとの旨、民主党に申し入れたとの事であった。
　私は荒井さんに「告示の日まで衆議院議員としての職責を果たした方がいい。告示日まで堂々と衆議院議員として頑張るべきだ」と伝えたところ、荒井さんは「鈴木先生のお話を踏まえて、関係者と相談して対応していきたい」と話されていた。荒井さんも精力的に全道を駆け回っており、日に日にムードは上がって来ている。
　北朝鮮をめぐる六カ国協議で、最終合意が出来たと大きく扱われている。核施設の活動停止の見返りに、初期段階の措置として重油５万トンの支援。次の段階で、日本を除く四カ国で最大１００万トンの重油に相当する経済人道支援をする事での合意だが、核問題では北朝鮮が完全放棄に踏み切る可能性のある、新しい展開に期待したい。
　日本には拉致問題があるのでエネルギー支援に加わる事は出来ないが、日本だけが取り残される事のないよう、関係国との情報の共有、連携、信頼関係の構築だけはしっかりやって戴きたい。とくにロシア首席代表のロシュコフ前駐日大使とのパイプを今後更に生かす事が、日本にとって大事ではないかと私は考える。
◎ 本日提出の質問主意書２件
・ 在ロシア連邦日本国特命全権大使の人事に関する質問主意書
・ 在ロシア連邦日本国大使館の大使公邸に関する質問主意書
鈴 木 宗 男

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宗男日記から

ムネオ日記
２００７年２月１３日(火)
　今月６日、東武東上線の線路内に入った女性を救おうとして電車にはねられた警視庁板橋署常盤台交番の宮本巡査部長が亡くなった。宮本巡査部長の勇気ある人道的行為に、全国から意識回復を祈る声が澎湃ほうはいとして起こったが、悲しい結果になった。この現実を助けられた女性はどう受け止めるのだろうか。宮本さんの言うことをきいていればと考える時、何とも言えない憤りを感じるのは私だけだろうか。宮本さんのご冥福を心からお祈りしたい。
　９日、テレビ番組取材中に連絡が取れなくなり、行方不明だった宮崎の漁船乗組員が無事救助された。白い大型船に衝突され、転覆したと船長は話している。衝突したまま逃げた船はとんでもない。海の男の心はどこにいってしまったのか。宮本巡査部長とのギャップを感じ、やるせない思いだ。
　それにしても、本人はもちろんだが、ご家族も生きている、生かされたことに、言葉にならない感謝の気持ちで一杯のことだろう。何よりも尊い命が３人も助かったことはよかった。
　衆議院予算委員会の論戦がスタートしたが、国民の目にはどう映っただろうか。テレビ中継だとどうしてもテレビを意識しての質問が多くなってくる。明日からはテレビが入らないので、逆に中身のある議論がなされるものと期待したい。
　国会のルールは会派で質問の持ち時間が決められ、私の様に１人政党では質問の機会が回ってこない。なんとなくジレンマを感じながらも、質問主意書の制度を生かして私の考えを訴えていくしかないと考える。質問主意書に対する答弁書は閣議決定を経るものなので、国会での質問より答弁書の方が重いと理解しながら、私の与えられた立場で頑張っていきたいと強く思う。
◎ 今日提出した質問主意書４件
・ 民間人学者のモスクワ立ち寄り経費の外務省関連国際機関による負担に関する再質問主意書
・ 国後島に日本政府が建設したプレハブ倉庫のロシア国境警備局による使用問題に関する再質問主意書
・ 北方四島におけるインフラ整備に関する再質問主意書
・ 在ロシア連邦日本国大使館政務担当公使の贈与等報告に関する質問主意書
● 今日受領した答弁書９件
・ 日韓併合に関する質問主意書
・ １９４１年の対米開戦通告の公電に関する質問主意書
・ １９４１年の対英開戦通告に関する質問主意書
・ 竹島問題を巡る外務省の広報に関する質問主意書
・ 在ロシア連邦日本国大使館の広報活動に関する質問主意書
・ 国民の知る権利と国会議員の資料要求への対応をめぐる外務省の認識に関する質問主意書
・ 外務事務次官のモスクワ出張への欧州局長、ロシア課長の同行の必要性に関する質問主意書
・ 在ロシア連邦日本国大使館が保有する美術品に関する質問主意書
・ アイヌ民族の先住民族としての権利に関する再質問主意書
鈴 木 宗 男
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