鈴木宗男ランド ブログ by宗援会

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宗男日記から

2005年07月14日 | Weblog
2005年7月13日(水)
 12日朝日新聞9面で、日本経団連の奥田会長は定例記者会見で談合問題について、「全国津々浦々に行き渡っている慣習のようなもので、地方では仕事を回し合っているワークシェアリング。本当にフェアな戦いをすれば、力の強いところが勝ち、弱いところは沈んでしまう」と述べている。現実を踏まえた話で、一考する価値があると考える。強い者が勝ち「善」、弱い者は負け「悪」という社会は真の公平ではない。それぞれ条件、体力が違う時、また、地方・地域を守る為には、何がフェアか、何が大事か、それぞれ司々の人たちはしっかり現状を踏まえた判断をしてほしい。
 日本道路公団の談合問題で、橋梁談合だけが大きく問題になっているが、土木、道路は大丈夫なのか、問題ないのか。「検察はやりやすいものをやる捜査の仕方で、フェアではない」と、私のところに多くの声が寄せられる。「マスコミ、報道関係者も、リークされた事を書く捜査の手足にならないで、独自で情報をつかみ、社会正義の為に働いたらどうか」といった意見も寄せられる。なるほどと思いながら、正しい指摘にうなずくものである。
 12日朝日新聞4面に、内閣府で実施した「地域再生に関する特別世論調査」で、地域に元気ない44%、元気ある38%という結果が出ている。地域再生本部本部長小泉首相の依頼で内閣府が6月中旬に実施したものだが、この数字を本部長はしっかり受けとめてほしい。特に地方の現状・現実をよく見て、的確な政策展開をお願いしたい。
 小泉首相とライス国務長官との会談で、国連改革についてライス長官は「米国は国連全体の改革に重点を置いている」と、G4決議案の早期採決に慎重姿勢を示し、平行線に終わったと報道されている。日米同盟といいながら、日本側提案に同意しないアメリカの態度は、真の日米同盟と言えるのか。アメリカの提案である「新常任理事国は日本を含む2ヶ国程度にとどめるべきだ」との考えを重ねて強調されたそうだが、「日本を含む」という提案だと、他のG4(ドイツ・インド・ブラジル)が納得しない。ということは、日本も駄目だと言う事である。支持しているようで実際はつぶれてしまう、いや、つぶされてしまうと考えるのは考えすぎだろうか。パワーゲームは厳しいものである。
鈴 木 宗 男