鴻風俳句教室

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和紙よりも薄き花びら芥子開く//花散つて残りし幼き芥子坊主

2012年08月17日 08時22分08秒 | 俳句と写真で美を求める=句写美じぃじ
















>>微風にも利尻ひなげし震えをり

>>和紙よりも薄き花びら芥子開く

>>一輪の芥子を育てし溶岩(ラバ)赤し

>>花散つて残りし幼き芥子坊主


  今年も1株だけ「利尻雛罌粟」が咲いてくれた。
 もう1株育ちつつあり、花開いてくれる期待感を持っている。

  「利尻」を頭につけた高山植物もあるが、
 やはり高山でないと上手には育たず、増えてはくれない。

  土も利尻から持ってきた、赤い溶岩である。
 島の人は「ラバ」とよんでいるが、ラテン語のようである。

  「ラバ」は海岸近くでは「岩化原(がんけわら)」とよんでいるが、
 ラバにはかわりない。

  利尻ひな芥子は、1株から、1花か2花咲き出し、
 咲き終わると、芥子坊主が花の数だけ作り、芥子の種を作っている。

  なんとか、10株までは増やしたいと思うのだが、
 なかなか増えてはくれない。増えないからこそ、貴重なのだろう。