鴻風俳句教室

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花擬宝珠母に負はれし日は遠く//降る雨に薄紫の花擬宝珠

2012年08月20日 08時36分40秒 | 俳句と写真で美を求める=句写美じぃじ














>>花擬宝珠母に負はれし日は遠く

>>降る雨に薄紫の花擬宝珠

  
  今年も「擬宝珠」の花が咲いた。
 シャクヤクやバラやシャクナゲのように華やかな美しさはない。
 しかし、母は「佛様にお供えするにはなくてはならない花と花の。」
 「だから、好きなの。」と言った言葉が耳底から消えないでいる。
  なんだか儚さを示しているような花なのである。
   
  パソコンを打つと、右胸がきゅ~んと締めつけられる。
 いい気になって「句写美」の編集をしているが、「無理をするな」と、
 警告を発しているのだろう。
  それでも朝のコーヒーが美味しい。
 生きててよかったと、つくづく思えるのである。