くろちゃんの甲府城つづりⅡ

やまなしの甲府城跡や文化財のようすや活動を、
くろちゃんと仲間たちがなんとなく紹介するため再登場!

白い鯉 み~つけた!

2016年08月31日 | 甲府城日記
甲府城の 遊亀橋の木柵がきれいになりましたね!

橋の下のお堀の中に あれ!白い大きな鯉を

見つけました。近くには、丸い亀も 泳いでいるんですね  

亀と亀の間を白い鯉が、ゆうゆうと 泳いでいきました。

    

遊亀橋の由来はここからかな

甲府城は 鶴が舞う姿に見えることから、舞鶴城ともいわれています。

鶴と亀{鶴は千年 亀は万年}と言われるようにどちらもおめでたい長寿の縁起物にあつかわれますね。

甲府城もいつまでも、平和でありますように   (わ)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

徽典館の成り立ち

2016年08月30日 | 甲府城日記
暑い中にも わずかに秋の気配を感じて、萩の花の様子を見に尊体寺に行って来ました。
お寺の入り口から並ぶ萩の植え込みの中、早咲きの白い萩が咲き始めていましたよ。
その中に建つ石碑は、徽典館の前身である甲府学問所の教授(後に学頭)に起用された富田武稜のお墓です。



江戸時代 商品経済の発達により教育を必要とする機運が高まり、松平定信の寛政の改革により学問振興が行われました。
藩校の整備が遅れていた甲府城下でも本格的な教育機関として、学問所が設立されたのです。
寛政8年(1796)に甲府勤番師弟の教育を目的に、勝手小普請役の富田武稜を教授に起用して甲府学問所として 勤番役邸に開校し、享和3年(1803)には甲府城追手門南に学舎が新築され、庶民にも開放されたのだとか・・・・・
この時 大学頭の林述斎により「徽典館」と命名され、松平定信筆の扁額が掲げられたのだそうです。
「徽典館」は現在の山梨大学の前身です。
校長にあたる学頭には、江戸に設けられた教育機関「昌平校」から毎年2名ずつ人が派遣されており、その中には江戸に戻ってから、幕末から明治維新にかけて、開けた考え方と行動により、日本の近代化の礎となった人たちがいたのだそうです。
また 教育を受けた勤番士の中にも優秀な人物がでているのです。
その人は また次回ご紹介いたします         (か)


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

甲府城の石垣を守る職人さん2!~県指定史跡甲府城跡 石垣維持管理作業~

2016年08月29日 | 甲府城日記
職人さんのご紹介パート

本日は、石垣の点検をしてくださっている山岸さんです

山岸さんと言えば、足袋
身軽なイメージが強い山岸さんの足元にはいつも足袋が見られます
石垣にもひょいひょいと登り点検作業を行っていました


そう言えば、石工さんの中にも足袋を履いてらっしゃる方がいらっしゃいました

昨年度の記事

お話を聞くと、靴を履くよりも足袋を履いている方が足の感覚が掴めるのだそうです
よく聞く話が、家の中でもスリッパを履いているより直で歩く方が体がきちんと支えられて良いと言いますよね

作業中は、ロープを付けているとは言え感覚をきちんと捉えるのに足元は重要なんですね
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

甲府のビールのお話

2016年08月28日 | 甲府城日記
先日開催された「小江戸甲府の夏祭り」のポスターに取って代わって、甲府城城下の至るところで目にするこのポスター
      ↓        ↓         ↓         ↓          ↓
 
 あっちにも相葉くん                こっちにも相葉くん

なんだろう?この山梨推し感は??
と気になってキリンビールのホームページを検索してみると、
『47都道府県の一番絞り』なるものが発売されているんだとか

「山梨の誇りを込めてつくった山梨だけの味わい」なんですって

ところで
140年程前、明治初期に、日本で最初の国産麦酒の醸造を始めたのが、なんとここ山梨なんですよ~

甲府城下の柳町(現、甲府市中央四丁目)に酒造と醤油造の醸造所と営業所を設け、寛政年間から明治維新まで、御蔵宿札差(注1)を務めたほどの、甲斐を代表する豪商であった「十一屋」野口家。

その野口正章比氏は、国内で最も早い時期からビール醸造に着目した人物で、明治2、3年頃から試験的に醸造を始め、5年にイギリス人のコープランド氏を招き本格的に着手。
7年には、大蔵卿大隈重信から認可を受け、東京と横浜で『三ツ鱗ビール』の製造販売を行ったそうです。

   
     三ツ鱗ビールの商標


また、「鉄道王」と呼ばれた、甲州財閥のひとり根津嘉一郎氏も、日本麦酒鑛泉(現、アサヒビール)でビール事業を手がけていたそうですよ

山梨というと、ワインのイメージが強いですが、以外にも、ビールとも古くからのお付き合いがあったのですね



注1)旗本や御家人の代理として扶餌持米を幕府米蔵から受け取り、その委託販売を許された商人

参考資料:十一屋コレクションの名品~野口柿邨をめぐる文人たち~
       野口正章氏の三ツ鱗麦酒


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

甲府城主。~吉保さんパート④~

2016年08月27日 | 甲府城日記
こんにちは~
先日、柳沢吉保の奥さん正親町町子の日記『松蔭日記』をご紹介する中で、吉保が甲斐国主となったのが
宝永元年(1704)ですよ~なんてチラっと触れましたが、この年の12月に将軍綱吉から甲斐と駿河の国(の一部)
合わせて約15万石と甲府城を与えるとのお達しがありました。(翌年、駿河の領地を返上し、改めて甲斐国三郡(山梨・八代・巨摩郡)を与えられます)
せっかくですので、その時の記事を『徳川實紀』からご紹介したいと思います(宝永元年十二月廿一日条より)
  

(要約すると)「吉保の長年の忠勤には言葉も尽くしようがない。彼の仕事ぶりは内にも外にもひとつの漏れもない
その功労に報いるため「甲斐の府城を賜はるべし」。甲斐国は徳川家宣(後の6代将軍)の領地で、
そもそも臣下へ与えるような国ではないが、吉保のことを我が一族と同じように思っている。(この3年前には吉保に「松平」姓を与えています
また、(甲斐は吉保の)先祖の地でもあるから与えるのだ」と、綱吉からその旨を記した御手紙を下されたという内容で、
同様の記事が『松蔭日記』にも見られ、「あまりに畏れ多いことで、現実のこととも思えない」とあります

もう…なんと申しますか、綱吉の吉保への信頼ぶりが物凄く出ている記事ですよね
今まで徳川家一門にしか統治を許されなかった甲斐の国を一臣下に特別に与えるというので、
綱吉もまた、言葉を尽くして説明している感じです
何しろ吉保はポッと出の新興大名ですから、こんな異例の待遇を受ければ色々言われるのは目に見えています
でも、綱吉としても精一杯報いたいという中での、「先祖の地でもあるから」という理由付けだったのかもしれませんね


※『徳川實紀』:
19世紀前半、12代将軍家慶の時に編纂された、江戸幕府公式記録の総称。
各将軍の代ごとに事象をまとめて記録してあり、綱吉の代の正式名称は『常憲院殿御實紀』といいます。上記引用は巻五十より
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

長禅寺菜料理研究所2‐2

2016年08月26日 | 長禅寺菜
昨日の続きで3品目です

レアチーズ

野菜を使ったケーキもあるので挑戦してみました
材料:長禅寺菜(ゆで)、生クリーム、マシュマロ、クリームチーズ、(台の部分)ビスケット、バター

調理方法:
 ①レアチーズの台となる部分を作る。
  砕いたビスケットにバターを混ぜたものを容器に広げて台を作る。冷蔵庫に入れて冷やし固める。
 ②生クリームとマシュマロを湯煎にかけ、マシュマロを溶かす。
 ③ゆでた長禅寺菜、②の生クリーム液をミキサーにかける。
 ④③の液とクリームチーズと混ぜる。
  
 ⑤ビスケットの台の容器に④を流し込み、冷蔵庫で冷やして完成
  

試食の感想:おいしい甘いものが苦手な人もよさそう健康的な気がするなにか長禅寺菜の苦味を感じる

調理手順含め、改良をすれば人気メニューになるかもです
(手順②の前に長禅寺菜と生クリームをミキサーにかけ、マシュマロとともに湯煎したほうがよかったかもしれません…)

長禅寺菜を身近な食材として思っていただきたいと思い、長禅寺菜のいろいろな食べ方(メニュー)を試しています
こんな食べ方(メニュー)が長禅寺菜によさそうと思いついた方は、コメントに気軽に書き込んでください
よろしくお願いします

長禅寺菜について
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

長禅寺菜料理研究所2‐1

2016年08月25日 | 長禅寺菜
事務所のプランターで栽培していた長禅寺菜(40日目)を収穫し、また今まで作ったことがない長禅寺菜を使った料理を3品作ってみました
長禅寺菜料理研究所1(2016.7.31)

出汁煮


簡単既成のうどんの粉末だしを水に溶き、生の長禅寺菜を煮てみました
 
試食の感想:しょっぱい、ごはんと一緒に食べるのがよさそう
出汁を煮含めたら、しょっぱくなりすぎてしまい、失敗
卵とじにしてもよさそうだと思いました

わらびもち

「夏メニューを」と思い作ってみました
材料:長禅寺菜(生)、牛乳、わらびもち粉、きび砂糖
調理方法:
 ①生の長禅寺菜と牛乳をミキサーにかける。
 
 ②鍋に①の長禅寺菜液、わらびもち粉、きび砂糖を入れ、混ぜ、火にかけて練りあげる。
 
 ③練り上げたものを容器に入れ、冷蔵庫で冷やし固めて、適当な大きさにカットして、できあがり
 緑鮮やかなわらびもちになりました

試食の感想:葉っぱ感がすごい青虫になった気分

あまり好評を得られませんでした…
葉の割合を減らす、長禅寺菜をよく粉砕する等改良が必要なメニューとなりました

長禅寺菜について

3品目は明日ご紹介します…
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

甲府城青空教室・小中学生編最終回

2016年08月24日 | 甲府城日記
夏休み期間に合わせ、小中学生を対象に毎週水曜日に実施していた青空教室ですが、今回でラストです
最終回ということで、参加してくれたお友達も今までで一番多い12人


今回もこれまで同様、防災新館にて甲府城の歴史や石垣の説明を聞き・・・


城内の石垣を見学して・・・


さあ、鉄門の中で「石垣つめるくん体験」・・・の、前に
ラストにふさわしく(?)今回は、いつもの青空教室とちょっとだけ違うことが・・・

ついに、

天守台に上れるようになりました~
(ブログにてお知らせしていなかったです すみません
 最近工事が終了し、天守台に上れるようになりました
なので、今回は天守台も見学しました

天守台の石垣を観察し、穴蔵をとおり、いざ天守台へ




良い眺め

甲府盆地が一望できます

甲府城が出来る前(武田信玄の時代)には、天守台からみて北側に武田の城下町が広がり、甲府城が出来てからは、天守台からみて主に南側に甲府城を中心とする城下町が形成されました
甲府は実は中世と近世、二つの時代の城下町が残っている珍しいスポットです
まだ天守台に上っていないという方、
新しい木柵の木の香りを嗅ぎつつ、当時に思いを馳せてみてはいかがでしょう??


青空教室の最後はやっぱり「石垣つめるくん」
今回は、制限時間を設けて迅速に石垣を積んでもらいました
戦国時代だったらゆっくり積んでいたら敵が攻めてきちゃいますからね
短い時間で苦労しつつ、みんなで知恵を出し合って積んでいました


今回で小中学生を対象とした青空教室は最後になりますが、大人編は引き続き実施中です
”大人”とありますが、子供でも参加は可能です
甲府城のことをもっと知りたいという方、奮ってご参加ください
詳細についてはこちらをご覧ください





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本城郭検定

2016年08月23日 | 甲府城日記
日本100名城(2016.8.20)へいただいたコメントで「日本城郭検定」1級合格を目指していることをお聞きし、遅ればせながら「日本城郭検定」とはどんな検定なのか気になりました



「日本城郭検定」は、日本城郭検定ホームページによると、「日本の財産であるお城の奥深い魅力をより多くの人に知ってもらいたい」という思いから始まった公益財団法人日本城郭協会が主催する検定で、2012年11月に第1回目が開催されています累計のべ受験者数 約14,500人、全国のお城好きに大人気の検定だそうです(2016年6月には第8回目、春季、秋季の年2回開催)

検定の級は、入門から4級、3級、2級、準1級、最高難易度の1級まで5階級
ホームページにある準1級〈武者返級〉の練習問題を見ると、準1級でもつわもの向けなのがわかります
甲府城に関わる問題も出題されているのですかね?
そして、驚いたのは、最高難易度1級の平均合格率は、なんと「4.9%」とても難関
相当難関のようですが、1級の合格の栄光を手にしていただきたいです



コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

もうそろそろ長禅寺菜の秋蒔きの季節です。

2016年08月22日 | 長禅寺菜
長禅寺菜復活プロジェクトを始動して、早くも1年。

昨年のプランター種まきから、1週間遅れの8月18日(木)に、秋蒔きの種を蒔きました
とはいえ、蒔き時期9月からは、少々早めです




今回は、前々から気になる存在だった、鳴沢の伝統野菜「鳴沢菜」と、皆さんご存知「野沢菜」との比較もしながら栽培を行います


種は、どれもそっくりです

10月頃には、山梨の伝統野菜のひとつ、身延の「大野菜」の種も入手できる予定

長禅寺菜を皆さんに知ってもらうため、プロジェクトは、新たな作戦を考え中



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする