きままに

「要領得ぬ身ですが安閑としてやっています。」

白砂青松から異次元空間に

2020年06月24日 06時10分06秒 | 夕景
昔、水島灘にアマモ場が広がり好漁場であった頃、棚田の向こうは白砂青松がひろがり青い海には小島が点々と浮かんでいる光景が見えたのでしょうか。
大漁旗をたてた勇壮な漁が行われており鯛網が盛んだった記述が残っています。
「日本列島改造論」曰く、「人々の生活は豊かに・・・」なりましたが、40数年前は公害喘息で苦しんでいる人のことを身近に感じることもありました。
今はそういうこともなくなり、工場萌えを楽しむ人も増えてきています。
 
5年前、晩の報道番組でここの棚田をライトアップして、コンビナートを背景にフルート演奏している幻想的な様子が生中継されたそうです。
また、去年TVドラマスペシャルで、白衣を着た主人公と母親の携帯電話でのやり取りする場面が数回出てきました。
最後の電話では「岡山に帰りたい。もう少しで楽になるから。母さんありがとう。」と。
工場を背景にしたここの棚田や港の風景等が出ていましたね。
 
以前は、一人で写すこともありましたが、全国区になってからは、田植えを終えた田圃と夕焼けを期待して土手に三脚が並びます。
昨日は自分も入れて13人来ていましたが、夕焼けを目にすることはありませんでした。
 
 
 
カメラ レンズ:Nikon D800  70-200㎜(f/2.8)

    現像:DxO PhotoLab&Photoshop
 
 
 
 
                                                               2020/06/23撮影
日の入り前
柴犬を連れた棚田の持ち主が長い棒を持って、田圃の中に浮かんだゴミ(草)を引っかけていました。
 
日の入り後に工場の明かりが点灯し、帰宅を急ぐ人達の車のライトが光跡になります。
 
 
ブルーモーメントを撮ってみたくなります。
 
 
 
 
望遠側にして工場を撮ります。