こつなぎの写真ノート

身近な自然の彩りを楽しみながら

キレンゲショウマ、束の間の朝日を浴びて  2017年8月

2017-08-19 | 

今日の午前中は薄日が差したが、現在は上空が黒い雲で覆われ雷鳴が鳴り響き強い雨が降っている。当地(関東)では今月になってから、雨と霧の空模様の日々が続いている。雨が止むと、市街地を囲む山々で霧が立ちのぼる。幻想的な景色の出現と言いたいが、ものには限度がある。ときには、夏の青空のもとで、濃い緑を帯びた山並みを眺めてみたい。


さて、今夏は庭のキレンゲショウマが十輪強ほどの花を開いた。二日間しかも10-20分間と束の間のことながら、花が自宅の東側の尾根から昇る朝日を浴びる場面もあった。

キレンゲショウマは半日陰の場所で育てている。

 

朝の日差しを浴びて。自生地でのような「天涯の花」としての雰囲気は望めそうもないが、花には見る者を惹きつける彩りと質感がある。花びらに艶があるので、この花には柔らかな日差しが似合う。

 

花びらの長さは3cm、葉の大きさは10-15 cmである(手のひらのよう形)対生する葉が風で揺れる姿はちょっとした夏の風物詩である。


雄しべと雌しべが見えるアングルで。花と蕾が大きいので、茎はかなりしなる(高さ70-90 cm)。

 

蕾が同時には開かない。キレンゲショウマは雨が多いときに咲く花である。雨のよって、花が同時にダメージを受けることを避けるためであろうか。

 

蕾から花の終わりまで。花の寿命は2-3日ほどである。今年はタネができそうだ。

 

今年は花が咲く確率が高くなった。初夏でのあの暑さによって苗と蕾の成長する時期が早くなったためである。蕾や花を食害するクロハウリムシが活動する前に開花させる。これが庭でキレンゲショウマの花を楽しむこつだろう。

 

撮影、8月上旬から中旬、


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