こつなぎの写真ノート

身近な自然の彩りを楽しみながら

朝日を浴びるツユクサの花、その美しさの再発見、2018年8月

2018-08-15 | 

ときに、道端や草むらでごく普通に開いている雑草の花をクローズアップで撮ってみると、このものが意外なほど魅力的であると気付く。ツユクサ(露草、ツユクサ科ツユクサ属の一年草)はそのような花を開く。今週に入ってから、草むらのあちらこちらで、ツユクサの花が目立ちはじめた。

花は僅かの間しか開かないが(半日花)、瑠璃色の花びら朝日を浴びるとみずみずしく輝く。ここでは、黄色の花粉が花びらの色を引き立てている。


花の付き方が面白い。花は舟形のほう(苞)の外に出て開く



ほう(苞)から、2輪の花が開く例もある。

 

 

 

 

 

花の構造は面白い。花びらは瑠璃色のものが2枚、白色のものが1枚である。6本の雄しべのうち、鮮やかな黄色の4本は花粉を出さないもの(仮雄しべ)である。花粉を出す雄しべの葯に焦点を合わせてみる。

 

ツユクサは万葉集にも登場する身近な雑草である。

背面から見る花には正面からは見られないようなやさしさがある。

 

 

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撮影、8月15、16日、朝。マクロレンズ(100 mm)。ピクチャースタイル、スタンダード。


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