



美し森(1,500 m、八ヶ岳山麓、山梨県北杜市)は優れたビュースポットとして知られています。天候に恵まれますと、スポットにおいて、八ヶ岳連峰はもちろんのこと、富士山、南アルプス(赤石山脈)、金峰山など奥秩父山系を眺めることができます。この森で360度の展望を、わたくしたちは体験しました。3月29日午後。
美し森への途中で寄り道して。 野辺山高原・平沢峠 (1,450 m)
標識横に設置されていました案内図から
冠雪の山頂(画面左側)は八ヶ岳連峰の最高峰、赤岳(2,900 m)です。
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赤岳、北岳、甲斐駒ヶ岳がクローズアップできる場所を探しながら、わたくたちは美し森に移動しました。
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「美し森」
森までは、美し森駐車場から木道と木製階段を登ります(10-15分)、14時頃。
美し森は、標高日本第一位と第二位の山を、登山者でなくても同時に見ることができる数少ないスポットです。
富士山とともに画面右奥に北岳(3,192 m、南アルプスの最高峰)が写っています。16時頃。
北岳などのクローズアップ。西側の氷雪面が夕日で輝いていましたので、陰影がはっきりとしていました(16時20分頃)。
右側の岩峰は甲斐駒ヶ岳です。
甲斐駒ケ岳(2,967 m)のクローズアップ
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森から見る富士山の姿は実に端麗です。そして、日差しで輝く氷雪面がこの山の存在感を強めています(16時頃)。
富士山の前(横)の山並みにおいて、最も高く見える山頂は金ヶ岳 (1,764 m)、その左横に見える山頂は茅ヶ岳(1,704 m)とのことです。
クローズアップ、16時頃。
氷雪面が夕日で赤く染まる時間帯まで待ちたかったのですが。帰りの所要時間(約3時間)を思い、待つことを断念しました。
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到着は都合で15時頃になりましたが、美し森での展望は期待以上のものでした。
昨年(2011年)では、富士山が霞の彼方になっていましたので、このあたりに見えるはずだと想像しながら額縁の前に立ちました。
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南アルプス(明石山脈)の展望(北岳、甲斐駒ケ岳、鳳凰三山など)を追加します。
左の山頂の突起は鳳凰山・地蔵ヶ岳(2,764 m)のオベリスクであるように思えますが。
おわりに、帰路で出会いました赤岳などの夕景(逆光)をアップします。何時か、夕刻にこの道を辿ってみたいといまだに思っています。
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2012年4月公開。
2023年6月8日、RAW画像(保存)の再現像とアップロード。
赤城山が雪を被る時季になった。透明な青空を背景として、渡良瀬川の彼方に悠然と構えている赤城山が雪化粧をしている有様に深い感動を覚えて、当方はシャッターボタンを押した。
黒檜山(最高峰)から鍋割山に至る稜線と山腹が雪を被っている。
2枚組パノラマにて
もっとも雪を被っている峰が黒檜山(1,828 m)である。
クローズアップ(左から、黒檜山、駒ヶ岳、篭山、鳥居峠、小地蔵山、長七郎山、地蔵岳)
河川敷きにて
河川敷きは芝生広場として整備されている。
少しばかり相似関係を意識して、
山岳道路・自動車道において一度もエンジントラブルが無かった愛車を前景にしてみた(ニッケル/水素電池・HV型)
このような場面は車のコマーシャルに使えるだろうか (^^)。
渡良瀬川に架かる橋(錦桜橋)を前景として
どの山頂も穏やかにどっしりとしてその存在を示している。
橋は渡良瀬川よって南北に分けられている市街地を結ぶ。
近景と組み合わせて、この地点で眺める赤城山は大きい。
利根川まで49.2 km(渡良瀬川は利根川と合流する
赤城山は周囲 108 km の大きな活火山であり、その裾野面積は富士山のそれに次いで広い。最後の噴火活動は1251年(建長 3年)であった(桐生市ことがら事典、桐生市教育委員会)。火山噴火予知連絡会によるランクにおいて、赤城山はランクCに分類されている。
11日朝、渡良瀬川(桐生市)にて
今月の絵日記(2023年1月)(その3)として
市街地を囲む山並みが深秋の色を帯びているうちに、雪化粧をしたばかりの浅間山を眺めて、雪化粧と紅葉の対比を楽しみたい。当方の動機は単純である。ありがたいことに、今日は朝から比較的透明な青空が広がった。浅間山ライブカメラの映像をチェックしてから、途中まで車で行きゴム長靴で落ち葉を踏みながら、当方はいつもの展望台(300 m)に向かった。
浅間山(2,542 m)を望遠で引き寄せた結果である。
浅間山は展望台から約 80 km 離れている。それでも、空気が澄んでいたので、雪化粧の状態がはっきりと写っている。
雪化粧の前に雲が流れてくるまで待ってみた。雲で剣ヶ峰が隠されると、浅間山は富士山を想わせる高峰に変化する。
浅間山を木々に覆われた地点で垣間(?)見た。木々の成長が早いことを実感しながら、山頂部にレンズを向けた。
冠雪の浅間山、妙義山、荒船山、市街地、そして里山の紅葉
紅葉の奥には、赤城山
鳥居峠には旧地上ケーブル軌道の駅舎が保存されている。
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25日朝、桐生市にて。ホワイトバランスは太陽光(昼光色)。
今日は天候が回復し「秋晴れ」の空模様になった。さて、浅間山が冠雪の姿になったとのニュース(昨日)に誘われて、近くの展望台(300 m)でその姿を遠望してみた。今年の初冠雪は昨年のそれよりも6日早いと報じられている。これからの時季、冠雪の浅間山そして赤城山は、自分達の街にとって広大な庭園での借景のような役割を担ってくれる。
ここでは、浅間山(2.568 m)から、妙義山(奇岩峰)、荒船山(テーブル状)、そして蓼科山(北八ヶ岳)をカメラアングルに入れている。手前(麓)の日差しで明るい市街地は桐生市である。
冠雪の山体をクローズアップする。白い薄絹の布をまとっているような姿はこの時季ならでのものである。
展望台で望む八ヶ岳連峰
秋晴れのもとでは、雪を被った赤岳などの高峰がひときわはっきりと見える。ちなみに、展望台から八ヶ岳連峰まで100 km以上も離れている。
カシミール展望図
赤岳(2.899 m、最高峰)、横岳、硫黄岳、天狗岳などをクローズアップする。
荒船山(1,422 m)、蓼科山(北八ヶ岳、2,530 m)のクローズアップ。ビルが建ち並ぶ市街地は高崎市である。
ところで、夕刻に見た浅間山のライブカメラ映像では、山体を覆う雪が消えていた。夜明け直後のそれでは、冠雪の山頂が朝日に染まる姿が印象的であったが。ともかく、早起きは三文の徳とは至言である。
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庭の花から、朝日を浴びはじめたノコンギク(今年の花は色が濃い)。
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10月26日朝、桐生市にて。ホワイトバランスは太陽光(昼光)。
今日午前中はこの時季にては珍しく霞がほとんどかかっていない展望日和であった。いつもの展望台(300 m)で眺めた、雪化粧がグラデーション模様の浅間山と新緑で覆われた里山は、この時季ならではのコンビネーションであった。
矢印左から、剣ヶ峰(2,281 m)、浅間山(2,580 m)、籠ノ登山(2,228 m)、そして湯の丸山(2,101 m)。
剣ヶ峰が雲に隠れているので、浅間山は富士山のような姿に見える。
浅間山と県内の市街地
矢印左から、妙義山(奇岩の山並み)、桐生市、浅間山。
浅間山は桐生市から真西の方向、群馬県と長野県の境に位置している。
浅間山の南には、八ヶ岳連峰、荒船山、群馬県西部の山が連なっている。
矢印左から、蓼科山(2,530 m)、荒船山(群馬県と長野県の境、1,423 m)、
高崎白衣大観音(42 m)、そして高崎市役所。
蓼科山は北八ヶ岳の最北端に位置するコニーデ型の火山であり、諏訪富士とも呼ばれている。
ここでは、山頂の雪化粧が目立つ。
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ちなみに、浅間山と紅葉の里山(2021年11月下旬)
4月30日、午前8−9時頃、桐生市(白葉峠)にて。撮影でのホワイトバランスは太陽光。