ポエム kotoshin's STORY from gabacyo

~すべての詩たちが僕のすべて~
元気になってくれたり、勇気をもってくれたら最高です。
ゆっくりご覧くださいね。

大阪からの手紙2012

2012-04-24 02:44:40 | ポエム
人気のない貯木場を横目に見ながら歩く
木の香りがたまらなく好きになった
俺は毎日毎日 平林へ通った

競艇場が開催されると親父達が溢れ 
公園の脇の道を真っ直ぐに南陵まで歩く
悲しい時も さみしいときも あったけど・・・

自分が自分に出会えた場所がここにある 
退屈だった毎日だったけれど確かにあった
雨の降る日も風の日も 住商の地で

悲しくなるくらい静かに流れる大和川 
夜になると真っ赤に燃える工場の煙
俺はいつもベランダから明日の朝日を信じた

カッコつけてもしゃないやろ ありのまんまの自分を出そうや
それですべてが楽になる それですべてが上手くいくなら ええやん!



屋上へ上るとコンクリートのおもちゃ箱 
悔しくて悔しくてしょうがなかった
何で俺だけがって思った 梅田のまち

自分を変えたくて新幹線から見た富士山 
俺の応援歌を聞きながらやってやるぞと胸に決め
自分を見つめさせてくれた 東京の街

なんでか寂しくて泣いてしまう 弱虫の俺がいる
夜になると灯りを求めて彷徨い歩いた
それでも明日の太陽を俺は信じ貫いていく

カッコつけてもしゃないやろ ありのまんまの自分を出そうや
それですべてが楽になる それですべてが上手くいくなら ええやん!



青い空と白い雲 大切な出会いが 沢山あった
こけても悔しくて泣いても必死に 俺を信じ
永住すると決めた 横浜のまち

大事にしたい友達は心にいっぱいおるからええやん
いつかみんなに届くようになるから 今は帰れん 
俺もみんなも頑張れ  大切な街 大阪

潮風と汽笛の音がこの街でも聞こえる みなとみらい
ゆっくり揺れている川面は山下公園
俺はあの時と同じよう明日の朝日を信じた

なんやかんやで しゃあないやろ 積み上げては また壊すんやから
すべての経験が盾になる それで未来を信じていくなら ええやん!



カッコつけてもしゃないやろ ありのまんまの自分を出そうや
それですべてが楽になる それですべてが上手くいくなら ええやん!

それですべてが上手くいくなら ええやん!

殻の中

2012-04-22 02:30:16 | ポエム
丸まって目を閉じて深い深い 眠りの中 光を見つけようと
僕を呼ぶ誰かの声 姿は見えない 背中を押されそうになる

踏ん張って ここじゃないんだと もう少し 待ってほしいと 叫んだ
やりたいことと 約束がまだまだやり残したことがあるんだ

大切な人をこれ以上 待たせたくはないはずなのに・・・
しゃがみこむ 立てない 光を求めて 殻の中

もう少し 待ってほしいと 叫んだ


道に迷った子犬が寂しげにこっちをみてる 泣き続けている
僕の身体は動かないからゴメンね 何にもできなくて ゴメンね

ボロボロ涙流れ だけど身体は動かない いつまでも子犬はみてる
過去にとらわれ 縛りつけられ手も足も抜け出せない暗闇の中

大切な人をこれ以上 待たせたくはないはずなのに・・・
でも今はいい それでいい 必ず チャンスはくるから

もう少し 待ってほしいと 涙する


暗闇の中 丸まって目を閉じて深い深い眠りの中 光を求めて
僕を呼ぶ もっと楽になりなよと 僕を呼ぶ 内なる声

なるようになってきた 思い通りに進んできたつもりなのに
でも確かに思い通りになってきた そう誰かに守られるように

大切な人はいつも僕の帰りを待っていた 優しさにも気づかず・・・
ずっと信用して 信頼して 僕はずっと甘えて安心して

殻の中 丸まったまんま動けない

ひとりよがり

2012-04-13 02:28:27 | ポエム
寂しくて 一人でいることが
怖くて 不安やから 両手広げる

あんた 振り向いてくれんから
うちどうしていいのかもわからんし

いつも強がってるけど
ほんまは めちゃくちゃ 寂しんよ

嘘も包みこみ それでも 求めて
好きや嫌いや どうでもえぇ

うちは愛を求めて 激しく心揺らす
あんたは黙ったまんま 下から見ている

それでもえぇ あんたと一緒におれたら
そんだけでえぇんよ ほんまそれだけでえぇ



いつもあんた振り向きもせず
うち いつもあんたの後ろ姿みてる

一番寂しい瞬間 振り向いてくれるまで
うちはずーっとあんたのこと好きや

ほんまは 泣きたいくらい
めちゃくちゃ 寂しいんや どうしょうもないくらい

あんたの嘘をやさしく両手で包み
ゆっくりゆっくり撫でて

うちの我慢は 熱く燃えるよな
激しく あんたへの想いを我慢できず

それでもえぇ 独りよがりでもえぇ
そんだけでえぇんよ ほんまそれだけでえぇ



あんたの嘘をゆっくりゆっくり
やさしく あんたに伝わるように・・・

時に激しく あんたに伝わるよに
うちは激しく心を揺らす ひとりよがり

   

愛を求めて

2012-04-08 01:27:00 | ポエム
あの頃はいつも自由を求めてた
息苦しくて退屈から逃れかった

窓ガラスのない教室 シンナーの匂い
廊下には吸殻と抜け殻

無力な大人達に絶望して
振り下ろした拳は唯一道が開けた

誰かがいつも どこかで争い
それは満たされるはずもなく

何が正しいのか?間違っているのか?
大人達は自分の事で精一杯

行き場のない虚しさだけが残った


盛りのついた男子 愛を求める女子
校舎の影 ビルの隙間
星のない夜空
愛を求め彷徨う



いつも強さを求め 自由を求め
窓ガラスのない校舎を眺めて

人恋しくて 愛を求めて 怖くて
硬派気取り 粋がって それでも

握りしめた拳は向かう場所を探す
無力な大人にはなりたくないと誓う

雨が降り止まない 太陽は隠れ
月のない夜空 黒い分厚い雲の上

夢は夢へ 現実とバーチャルの狭間で
答えを求め続け どこまでも行くよう

行き場のない虚しさだけが残った


盛りのついた男子 愛を求める女子
教室の隅 ビルの屋上
星のない夜空
愛を求め彷徨う

愛を求め彷徨う


サクラサク

2012-04-05 02:07:31 | ポエム
挫折を力に変えて 乗り越えてきた
時には足に力が入らずに へたり込んだ

憧れた 東京の街
新幹線から流れる景色に思い込めた
20歳の春

悔しくて泣いて 寂しくて泣いて
踏ん張って泣いて 夜が明ける


冷たく当たられた 影でこそこそ話されて
心が痛くて うずくまって立ち上がれない

それでも憧れには
終わらせないぞと 踏ん張っても 蹴飛ばされた
桜の頃

思い出しては泣いて 情けなくて泣いて
知らずに拳握りしめ 夜が明ける



誰にも負けない負けるわけにはいかない
悔しくて立ち上がれないほどに苦しくて

涙の数 誰かを傷つけ
知らず知らずのうちに誰かに支えられている
そう気づいた時

頑張ると泣いて 会いたくなってもなお
この街に踏ん張る事を決めた夜

挫折を力に変えて 乗り越えてきた
足に力が入らずに へたり込んでもなお

憧れた 東京の街
新幹線から流れる景色に思い込めた
サクラの花に誓った






「あれからどうですか?憧れた東京は?
 かれこれ20年以上立ちましたよ」


「あの頃と変わらず お金もなく苦しい時ばかりだけど
 相変わらず 夢を追いかけてます」

「まだまだ まだまだ これからです」

ただの帰り道

2012-04-02 10:55:36 | ポエム
最終電車のガランとした車内で
君は隣に座っていいって聞く

ただ僕は流れる景色を見ている

さっきまであんなに騒いでたのに
今は窮屈だから 聞こえないふりで

僕はただ流れる景色を見ている

愛だとか恋だとかじゃなくて
友達でもなくて 話し相手でもない


誰もいない帰り道 線路の上を歩く
見上げた夜空は少し明るくなってく

ただぼんやりと何も考えずに歩く

さっきまであんなに騒がしかったのに
君は何か僕に言おうといているけれど

今は気づかないふりで見上げる夜空

愛だとか恋だとかじゃなくて
友達でもなくて 話し相手でもない


面倒なことばかりだから 
そんなときもある