ポエム kotoshin's STORY from gabacyo

~すべての詩たちが僕のすべて~
元気になってくれたり、勇気をもってくれたら最高です。
ゆっくりご覧くださいね。

なんにもないよ なんにも

2005-04-15 02:00:00 | ポエム
なんにもないよ なんにも
街は焼けて人っ子ひとりいない
なんにもないよ なんにも
さっきまであんなに騒がしかったのに

恐竜図鑑でみたことがある
山が崩れ 地が割れ裂けて
逃げ場を失った恐竜たちは
やがて冷たい雨に打たれ消えていった

なんにもないよ なんにも
まるで嘘のように思える
なんにもないよ なんにも
静まり返ったこの地球(ほし)には



歴史は繰り返されていく
星が生まれ 山が火を噴き
雨が降り地が割れ裂けて
そして生命が少しずつたくましく

少しずつ 少しずつ前へと
成長を繰り返しながら
やがて歴史は同じことを
繰り返していくのだろう

なんにもないよ なんにも
なんにもないよ なんにも
なんにもないよ なんにも
なんにもないよ なんにも



TVのニュースでは毎日
崩れ落ちたコンクリートの隙間で
泣き叫ぶ子供たちを映し出す
意味のない大人の争いのために



突然のさよならに

2005-04-12 23:13:00 | ポエム
さよならと言われて
何か夢 みてたような
そんな気がしたあの時

長い長い夢が
音をたてながら崩れ
一人ぼっちになった

いつも二人歩いていた
帰り道も今は
なぜか遠い気がする

気にもとめなかった
電話BOXが
やけに淋しかった

もう あなたと会えない・・・
僕には分からない・・・
本気で愛して 信じたこと
あなたの笑顔も・・・・



悲しませてもなお
愛してくれた あなた
ありがとうって言えない

思い出だけが今
頭によぎるの
淋しさだけが胸に残る

今何しているの?
どこにいるのですか?
楽しいですか?

もう あなたと会えない・・・・
僕の前にはいない・・・
本気で愛して  信じたこと
あなたの笑顔も






青い空と太陽

2005-04-08 23:20:00 | ポエム
青い空と太陽のふりそそぐ大地で
僕たちは泥まみれになった
喧嘩もしたし 笑いあったりもした
明日になれば忘れて走っていた

家に帰れば宿題を忘れて眠った
学校へ行く前に思い出した
授業の前に 必死に教えてもらった
迷惑そうな顔して見せてくれた

大人になると言葉にできないことがある
臆病者になる僕が嫌で必死に踏ん張っていた



時間に追われ流されてただ過ぎていく
僕は東京タワーから街並をみた
箱が隙間もなく犇めき合ってる
太陽のやさしい光だけがおんなじで

家に帰れば誰も迎えてはくれない
明日になれば満員電車の中
孤独な群集にまぎれこんでいるから
迷惑そうな顔したおじさんがこっちを見てる

大人になると言葉にしてはいけないことがある
時の流れに流されないように必死に踏ん張っている



あの時のまんまでというわけにはいかないけど
気持ちだけは忘れないでいこう
どうせ流されるなら流されるままに
肩の力を抜いて流されていこう

大人になると言葉にできないことがある
僕らしさはきっと素直な言葉で話すこと